宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

幸せな記憶を反芻

2020年12月17日 | 音楽
幸せな記憶は焚火のように冷えた心を温めてくれる、というのは村上春樹氏の言葉だっただろうか。
雪が降って、物理的に寒くなってきたこともあって、浮かんだフレーズなのだが。

とにかく、忘れないうちにいろいろ書いておこう。
(なにぶん寒くなってくるとなかなかパソコンに向かうまでに時間がかかり・・・)

12月13日は矢野顕子さんのさとがえるコンサート@NHKホールをオンラインで観た!

さすがに会場まで駆けつけることはできず・・・
ちゃんと配信開始時刻に合わせて画面をあの「さとがえる」くんの絵にして待機していたのだが、それがあだとなった。
なかなか画面が切り替わらないなーやっぱりいろいろ準備が大変なんだろうなー
などとのんきに構えていたのだが、チャットのコメントを見ると、おや?もう始まってる!?
慌ててリロード、ってスマホではどうやるのか分からないんだけど、とにかく再ログインしたら、ああー「クリームシチュー」を演っているー「バナナが好き」見逃したー(というのは後で分かったんだけど。黄色の衣装はバナナをイメージしてかな。肩のラインがちょっと80年代風)
アーカイブ配信でまた観られるからいいんだけど、ちょっとぷんすか。
や、でもぷんすかしている場合ではない。
ああー矢野さんの感極まったお顔が。ううこっちももらい泣きだよー。

てな感じで視聴始まりまして。

後半のお衣装は聖歌隊のような寝巻のような?白くて裾に模様がある、肩の落ちたすとんとしたライン。
「大家さんと僕」はギター弾き語り風も合うなあ。
新曲、「遠い星、光の旅」というタイトルには、ちょっと大丈夫かしら・・・などと思ってしまったけど、なんだかすごくよかった、意味にとらわれない歌詞っていうのかな、言葉も音楽の一部って感じで。ぴかぴかぴかり。
新作アルバム楽しみだー
「また会おね」のバンド演奏は、私はたぶん初めて。「ふりむけばカエル」とともに、小原礼さんのベースということで、私にとっては、コンサート行ってみたかったなーと思っていた高校三年生の冬を思い出す。アルバムでいうと「グッド・イーブニング・トウキョウ」ですね。
それでかなー、アンコールの「ごはんができたよ」で、ふとマッキー(槇原敬之さん)のことを思い出したりして。マッキーもこの曲カバーしていたなー、と。今も聴いているかなー。私は全く何の関係もないんだけれど、同世代人としての思い入れか。
バンド演奏による「津軽海峡・冬景色」(!)はすごく格好いいアレンジ。こういうのをブルージーっていうのかな。夜霧と光る波が目の前に広がるよう。
アンコール最後の「GREENFIELDS」は予測していなかっただけにいっそう嬉しかった。この歌詞ほんとに神がかってる。どうやって生まれたんだろう。

有観客のライブはやっぱりやっぱりいい!
モニターのこちら側からすると、お客さんの姿もライブの感動のひとつ。
会場座席は一席飛ばしなんだけど、カメラ越しに見ると、対角線の配置が視覚的に美しかった。
NHKホールも改装(改修?)に入るとのことで、残念だけどしょうがないか・・・
私、年月を経てこそ作り上げられる建物の雰囲気とか良さとかに、やっと気づき始めたお年頃なのだった。どんなにきれいで感じがよくても、新しい建物にはどうやっても出せないものなのだよなー

と余談が長くなった。
とにかく関係各位みなさまにコンサートの開催ありがとう。おかげで年が越せます。


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