東京多摩借地借家人組合

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管理会社のインチキな見積もり見破り、敷金全額返還させる

2006年04月18日 | 敷金と原状回復
東久留米市柳窪の鉄筋コンクリートのマンションを平成11年1月に借りて入居した兼田さんは、昨年6月に裁判所から借りている建物が競売になるとの連絡が入った。家主は江戸川区に住んでいるが一度も会ったこともなく全く寝耳に水の話。犯罪にも関係しているらしく警察まで調査に来た。
 兼田さんは、なんとなく住んでいることがいやになって今年の6月に転居した。ところが1週間後に不動産管理会社から原状回復に伴う見積書が送られてきた。クロスの張替え等で敷金16万円を上回る34万55円の請求にビックリ。引越しにお金が沢山かかった上に、修理代を請求され困っていたところ、引越し先の調布市の便利帖で組合の存在を知った。
 相談を受けた組合では、早速管理会社に通知を出し「本件貸室は裁判所に差し押さえがされた競売物件となっており、今後賃貸することができない物件でリフォームすることは疑問があり納得できない」と述べ、敷金を至急返金するよう請求した。インチキな見積書を見破られ観念したか、管理会社は数日後に敷金16万円全額を兼田さんの銀行口座に振り込んできた。

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