

廃社から抜け出すと、辺りは真っ暗闇に
なっていた
なっていた

流奈「く、暗い
・・・と、透明



もしかして、あの結界・・・
」

透明「まだ破壊して無いよ
」

流奈「えっ
で、でも・・・。」

透明「それよりも、さっき、鈴の音が聞こえなかったか
」

流奈「えっ
鈴の音
何それ
」




やはり、流奈には聞こえていなかったか

透明「いや
良いんだ、何でもない


とにかく、このままは危険だから、
休める場所を作るぞ
」

私は、念のために持ってきていた簡易テントを
広げ、その場所を中心に結界をはる

流奈「す、凄い
・・・・ライトもあるんだ


これ、つけておいていい
」

透明「いいけど、あまり無駄遣いするなよ

替えの電池は持ってきているけど、
限りがあるから、節約して使ってな
」

流奈「わ、わかった
」

やはり、流奈は暗闇が苦手なのは変わらないか

こいつの能力を考えれば、不思議なのだが・・・。
透明「さてと・・・簡単な食べ物ならあるけど、
喰うか
」

流奈「う、うん
」

やっぱり、こういう時は缶詰だよなぁ~

お湯を沸かせば、カップ神様
もいらっしゃるけど、

今回は、何日かかるか分からんからなぁ~



カップ神様に頼るのは、最後にしておこう

(カップ神信者降臨~~~
)


流奈「あっ
カップラーメンもあるんだ
」


透明「それは、ダメ
」

流奈「えっ
」


透明「カップ様に頼るのは、最後の手段だ
」

流奈「えっ
えっ
カップ様





えっ
そ、そういうものなの
」



透明「いかにも 
」


流奈「わ、わかった
」

ふ~っ
・・・危ない危ない


(おいおい・・・
)

私達は、缶詰をいくつか空け、一息つく

流奈「しかしあんた、どれだけ備えてきたのよ
」


透明「う~ん・・・念の為、ギリギリ3日分かな
」


流奈「み、3日分
」


透明「もちろん、そんなにかかるとは想っていなかったから、
備えあれば憂い無し程度に思っていたけど
」

流奈「・・・・
」

正直、先行きが見えないこの状態では、何日かかるのか

わからない・・・。
透明「とにかく、情報を整理しておこうか
」

流奈「そ、そうね・・・。」
私は、そこらへんに落ちている枝を拾い、地面に絵を描く・・・

透明「私達が、いま此処にいるとして、廃社の本殿がココ

実際、中を見ても、この状況を引き起こしているのは
ここにある結界
・・・中に入って感じたのは、

しばらくの間、神が降りてきた気配がないということ
」

流奈「それが不思議なのよねぇ~



普通、神は自分の祭壇が穢れているなら、即座に浄化
するために降りてくるはずなのに、一切その気配がない
するために降りてくるはずなのに、一切その気配がない

これって、完全に本殿を見捨てたってことなのかなぁ
」

透明「う~ん
・・・その可能性もあるけど・・・。」

流奈「
」

私は、先程聞いた鈴の音が脳裏に引っかかっていた ・・・。
続く ・・・。







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