千世の大神 (ちせのおおかみ) ・17
流奈「う~ん」
透明「う~ん」
私達は色々なシミュレーションを繰り返しているが、
中々コレと言った案も浮かばず・・・
透明「ああ~~~~もう
流奈もう一度、情報をまとめるぞ」
流奈「う、うん」
透明「まず、結界だけど、この結界は喰神の神気に
より構成されている
より構成されている
そして、穢れてしまった結界を元に戻すのも、
喰神にお願いしなければならない
喰神にお願いしなければならない
ここまでは、当初の計画通り・・・。
問題なのは、この結界を作ったのが喰神で、
お前の能力に興味をもってしまったということ
能力に苦しめられた私達としては、能力が
無くなるのは吝かでないけど、能力を喰われた
場合、突然引き剥がされた者の安全は保証できない
場合、突然引き剥がされた者の安全は保証できない
つまり、最悪は死も覚悟しなければならない・・・。
そして、流奈の能力のルールには、願いを叶えてくれた
降霊を強制的帰すことはできるが、帰すまでの
タイムラグがあり、この時間は、術者を傷付けることは
できないが、干渉するくらいはできるということ
タイムラグがあり、この時間は、術者を傷付けることは
できないが、干渉するくらいはできるということ
そして、今回私の能力を駆使したとしても、
相手が神という高位の存在である以上は、私も手が
出せないどころか、私も喰われる可能性がある
出せないどころか、私も喰われる可能性がある
文字通り、完全に流奈の行動を制御する人質に
なってしまう恐れすらある・・・」
流奈「ううっ・・・八方塞がりだよ・・・」
透明「相手が神でなければ、実力行使もありだけど、
人間界で神に立ち向かうとなれば、それだけで大罪だし、
神罰をくらうことは確実・・・はぁ~」
流奈「どうしようか」
透明「う~ん・・・ただ、この状況の中で、いくつかの
謎も残っている・・・。
謎も残っている・・・。
一つは、何故、結界が穢れたのかということ、
喰神といえど神だから、結界の穢れをほおって
おいているというのは解せない
最初は喰神だから、穢れを食事としてほおっておいて
いるのかと思ったけど、結界を守るという約定で
作られている結界なのだから、仕事のルールを
破ってまで穢れをほおっておくというのもおかしい・・・。
そして、もうひとつは、あの狸・・・いや、座主様が
そのことを知らないはずもなく、何故、喰神に興味を
もたれる可能性のある私達に仕事を頼んだのか」
そのことを知らないはずもなく、何故、喰神に興味を
もたれる可能性のある私達に仕事を頼んだのか」
流奈「・・・・もしかして・・・。」
透明「バカなことは、考えない方がいい」
流奈が考えたこと・・・それは、
御山の判断で、私達の能力を喰神に喰わせ、能力を
消し去ろうとしたという懸念だ・・・。
消し去ろうとしたという懸念だ・・・。
確かに私達の能力は危険だが、喰神に能力を喰わせ、
能力を消し去るなんて危険は、流石にしないと・・・
・・・思いたい
透明「ふ~っ・・・それと、もうひとつ」
流奈「あれまだ他にあったっけ」
透明「うん・・・実はね・・・。」
私は、流奈に鈴の音のこと、喰神が現れる前に
チラリと視たモノを説明する・・・。
チラリと視たモノを説明する・・・。
流奈「そんなことがあったんだ
でも、あの時、助けてくれたのは、その鈴の音としても、
あんたが喰神を降ろす前に視たのって・・・。」
透明「うん・・・多分、喰神とは違う高位の存在だと思う」
謎が謎を呼ぶ状況
さて、どうやって解決するか ・・・。
さて、どうやって解決するか ・・・。
続く ・・・。
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