

徐々に、木々の合間から木漏れ日が
さしてくる・・・
さしてくる・・・

透明「・・・・ふ~っ
」

流奈「ふぇ~
さすが、第一級・○○師


あんなに動き続けてたのに、息切れひとつ
してないとは・・・
」


透明「昨日で、この土地にも慣れたからね

それに、今回は流奈がかなり数を減らして
くれたから、昨日みたいに筋肉疲労も
少なくてすんだよ
」
少なくてすんだよ

流奈「私なんて、途中から動けなくなって
いつの間にか、落ちてたから、
足手まといにしかなってないよ
」

透明「コラコラ
お前の悪い癖だぞ


もっと自信を持てよ

しかし・・・。」
私は、側に立っている大きな鬼
を見上げる・・・。

透明「この方・・・どなた



お前が意識を失っても、一緒に暴れてくれた
のだけど・・・お前の意識がなくても消えないとか、
一体・・・。」
一体・・・。」
流奈「あははっ
どなた
って



この子は、私の相棒
朱銅騎(しゅどうき) 


騎って言っても、鬼じゃないからね
」

透明「えっ
」

流奈「まあ、この子とのなりそめは、次の機会に話すけど、
この子は、故あって悪魔と精霊の間に生まれた子
なんだ・・・。
あんたが使役している式神とは違い、この子とは
本来、友達としての付き合いなんだけど、
呼び出すときには、能力を使わなくちゃならなく
なるから、降霊時は、能力下に入ってもらってるんだ

ただ、私の意識がなくなっても護ってくれたのは、
この子の意思だと思う
」

透明「そ、そうなんだ
・・・いつも、流奈のこと

護ってくれてありがとう

私は、透明
以後、よろしくね
」


そっと、手を出す・・・。
朱銅騎「・・・・モジ ・・・。」
透明「
」

流奈「あははははっ

あや(朱)ちゃん
照れてる~ 


ちなみに、この子は、人間で言うところの
女の子だからね
」

透明「(お、女の子~
)

そ、そっか
あ、改めてよろしくね
」


そう言って、頭を下げる

朱銅騎「ペコリ
」

見た目とのギャップが凄いのだけど・・・

でも、その眼差しからは、慈愛を感じられる

流奈「あやちゃん
今日はありがとうね


もしかしたら、またお願いするかもしれないけど、
一旦、休んでおいて
」

朱銅騎「・・・るな・・・気をつけてね・・・
」

流奈「うん
ありがとう
」


そう言うと、あやちゃんは、私に一礼して
消えていった・・・。
透明「(・・・一応、喋れるんだ・・・
でも、確かに声が女の子だった
おっと、感心してる場合じゃない
)
でも、確かに声が女の子だった

おっと、感心してる場合じゃない

流奈
まだ、時間もあるから、少し仮眠して

おいてくれ
」

流奈「透明は
」

透明「私は、少し考えをまとめておきたいから、
後でちょっとだけ仮眠する
」

流奈「もしかして
」

透明「ああ
何とかなるかもしれない
」


次回、再度廃社にアタックします 

続く ・・・。







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