行ってまいりました~~レイとウーナの世界
今日のお席は10列目センター。ここら辺だと頑張らなくても(笑)冷静に全体を見ていられるような
でもね~~冷静すぎた???っていうか、この前も何げに気になってたのですが、レイのロッカー(後半にその前で着替えをしようとするので分かる
)の鍵穴に差し込まれたキーについているマスコット
緑の、、、熊かっ???確認しようと思っていたのに今日はオペラ持参じゃなかったのでよく見えなかった
激しく気になるぅ~~←大バカ
いきなり失礼しました
真面目にいきまっす
今回のレイとウーナ、二人の間に漂う空気が変わっていたように感じました。良い方に捉えれば会話がこなれてきている、普通に喋っているように見えるから違和感がないのですが、別の見方をすればまったりしてきているような
今日観た感じならまだいいのですが、あと少しいっちゃうとダレてくる危険性があるような
演出のてこ入れが入ったのかな~~とも思ったのですが……(ジョン氏とかだと公演途中でもダメ出しありらしいので
)何となく初日のピリピリした緊張感と会話の勢いがなかったのが「アレレ~
」と……声の通りは悪くないんですけどね~~2時間出ずっぱりの舞台で途中で立て直しがきかない演目なので大変だと思うのですが、、、休演明け、期待しておりまする。
ただ、レイとウーナのキャラクターは引き立ってきたように感じました
レイが明かした真実……っていうか弁解?言い訳??あちこちに狡さを感じました。ただ100%非難することはできなくて、大人ゆえに身についてしまった“知恵”というか、そうせざるを得なかった哀しさを含んでいるから頭ごなしに責められなかったのですが
しかも、今回じいがひょえ~
と思ったこと……最初の方でウーナの訪問を警戒しているシーンや後半に今の生活のことを話すシーンでは55歳のしょぼくれたジジイ(失礼!
)で全く魅力を感じないのに、15年前の“事件”の核心に触れる内容を喋っているところ、ウーナに怒鳴っているところ、そして最後に少女が入ってきてその子の絡みシーンでは一気に40歳のレイの雰囲気になるんですよ。目の奥がギラギラしてくるというか、ものすごいセクシーさを感じてビックリ。しかも、ただ一人の男として素敵~
というのではなくて、逆にトコトン哀しくなってしまって
ウーナも同じ。今回は最初に書いたみたいに会話がこなれすぎちゃった感があって、妙にちゃんと成長した女性として存在していたところが気になったのですが、やっぱり物語が進んでいくにつれて12歳のままのウーナが見え隠れするんですわ。迷惑がっているレイの態度に関係なく「~なの」「~なんでしょ」と自分がその時に言いたいことを相手の都合を考えずにしゃべりまくるところとか……でも、レイ同様に15年前の話→「他に何人12歳の女の子とセックスしたの?」というセリフからガラリと一転!思わず目が離せなくなるような魅力をビビビッと放ってきて釘付けに
それは成熟した女の魅力ではないんですよね~~上手く言えないんだけど、痛々しいほどに鋭くて眩しい魅力でしょうか
レイが医者や弁護士の言葉や専門書を引き合いに出すセリフがあるのですが、自分の感情(敢えて性癖とは言わないことにします
)の行き先について答えを探そうとしているところが切ないというか可哀想というか。。。ウーナも周りの大人が説明してくれたことに納得できなくて、レイに対してまだ思いが残っていて、レイに答えを聞き出そうとしている部分がある。二人の間にしか真実はないと思うんです。だから、当人同士が衝突しないと答えは出てこなくて、でも、ぶつかり合ったところで傷つけ合うしかなくて、多分もっと本能的で根源的な部分に答えがあるのかもしれないけど、ヒトが人間である限りそれは見えないだろうな~と感じるところがあって……と、アレコレ言い始めると哲学な方向に向かっちゃう……というか、言葉にすればするほど嘘になるのでここら辺で
ま、とにかく
そんな二人がぶつかり合うから悲しくて、でもぶつかり合う瞬間に輝きを放つ、そんな生き方しかできない二人に心をかき乱されました。。。トホホ~~またじいの心に闇が一つ
次に向けて
考えたいこと、確かめたいことがまたまた盛りだくさん
今日は開演前&終演後に友人の方々と語らう時間があって……いや~~人の数だけ見方があるな~と勉強させていただきました
公演期間中に、もっともっとも~~~~っと自分の中に蓄積できると嬉しいな~