観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

ネット選挙

2010-02-09 07:24:12 | 政治システム・理論
INTERNET Watch(ブログ更新OKに、民主党のネット選挙運動解禁素案判明)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100208_347842.html?ref=rss

民主党提案ですが、見た感じとりあえず賛成しておきます。これは新しい技術ですから、経験があまり役に立たないところです。与野党、議論をしっかりやった上で、思い切ってもいいのではないかと思いました。

リッチスタンとはいかないまでも

2010-02-09 05:24:22 | 政策関連メモ
ニューリッチでもブルジョワでも成金でも用語は何でも構わないのですが、お金を使う富裕層に焦点を当てたビジネスが日本では足りない気がします。特に世襲のために保守的なオールドリッチを否定するつもりも全くないのですが、お金を持っている人が使わなければ、消費は増えないのが道理です。日本に需要が無い、消費が足りないと言われますが、政府がバラ撒かないからではなく、お金持ちが使わないからという原因もありそうです。アメリカのリッチスタンとはいかないまでも、お金をもうちょっと使ってもらえないものでしょうか。家庭用ジェットだとかは無理っぽいですが、例えば執事の類でもいいと思います。今でもググるとリスクある資産運用とかは出てきますし、アメリカ・アジアの富裕層相手の商売もいいでしょう。しかし、日本の富裕層相手の商売の余地を拡張することも考えてもいいのではないかと思った次第です。

デフレ阻止のための金融緩和・景気の底抜けを防ぐための下支え・必要最低限のセーフティネットを否定するつもりはありません。財政再建と少子高齢化もやるべきです。資源・エネルギー・環境は、それはそれで勿論考えますし(違うベクトルでもそれなりの落としどころはあるものです)、わざわざ意味も無く高いものを買えって発想では勿論いけません。ただ、金を使うのが悪いことのような風潮があるとすれば、逆に問題だなと思うわけです。私がどうこうでは全くなく、そういう社会が全て理想だなんて話ではなく、あくまで純粋に経済の話をしています。

変えないことも、なあなあも認めない

2010-02-09 04:50:23 | 政治システム・理論
憲法改正にしろ、皇室典範改正にしろ、デリケートな問題を政争の真っ只中に書いてしまうことに違和感がある人はいるかもしれませんが、理由は有ります。

憲法改正について言えば、やらないのが異常だからです。国会議員であれば須らく憲法について議論するべきだと私は断言します。何処を変えるかに意見はあっても、憲法を変えないなんて立場は有り得ませんし、有り得ない以上、そこに交渉が入り込む余地はありません。何でも反対の野党の姿勢はいい加減、改めるべきなのです。

これは激しい批判も伴う政党政治と両立すべきだということも書いておきます。明らかに正しいこと必要なことで纏まれなければ、いずれにせよ、何にも出来ないんじゃないですか。僕達が数を支配したら、僕達が全て決めるみたいなことを考えてそうな人もいますが、ロクな未来にならないに違いありません。

皇室典範改正も同じで、政治の雰囲気を云々していると、何時になるか分かりませんし、激しい批判を避けていると、政治にならないということです。

男系相続、女系で宮家

2010-02-09 03:17:50 | 政治システム・理論
天皇制の話題に触れましたし、いい機会なので書いておきますが、私は元来女系天皇を認める派です。理由は直系重視、厳しい反対意見はありそうですが、伝統の重み重視だからです。

昭和22年臣籍降下した10宮家は全て伏見宮の系統ですが、これは室町時代初期北朝3代崇光天皇まで遡ってしまう系統です。また臣籍降下に関して言えば、皇籍復帰して即位した宇多天皇の例もありますが、その期間3年に過ぎません。要するに幾らなんでも遠すぎます。それだったら、女系を認めた方が伝統の重みがあると考えるということです。

こうした議論に興味の無い人は何のことやら分からないかもしれませんが、この問題は政治が決断しなければ動かせない国政の問題なのであって、いい加減、超傍系でも男系なのか、女系容認か決断しなければならない時期にきています。現状であれば、悠仁親王(の系統)以外は残らないことは明らかで、何らかの間違いがあれば、そこで大きな断絶が生まれてしまいます。女系否定の論者の方も、あまり野ざらしにしていい問題だとは思わないはずです。何もしなければしないほど状況は悪化します。

私だったら、女系の宮家の創設を認めるように皇室典範を改訂した上で、男系相続の伝統は維持できるよう、女系相続は男系が絶えた時のみにします。遠すぎるという理由で皇籍復帰は行いません。Y遺伝子の話は知っていますが、法的に何か決めることは出来ないと考えます。また、女系の宮家の創設は今上天皇の系統に限ることとします。大正天皇の系統で女系だと遠い感じがしますし、数が多すぎる感じもあるからです。女系の長子相続をやらない理由は伝統に則らないからに他なりません。

あえて立憲君主制の効用

2010-02-09 02:08:35 | 政治システム・理論
MSN産経ニュース(【正論】「臣」の作法は忘れ去られたか 東洋学園大学准教授・櫻田淳)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091230/plc0912300228001-n1.htm

>そもそも、日本は、民主主義国家ではあるけれども、その国制は、「共和制」(republic)ではなく、歴然とした「立憲君主制」(constitutional monarchy)に他ならない。故に、「君主制」と「民主主義体制」の微妙な均衡の下に成っているのが、日本の政治体制である。「民主主義国家」と「立憲君主国家」の2つの相貌(そうぼう)を併せ持つ日本においては、国政に携わる政治家とは、「『民』に選ばれて『臣』の列に連なり、『君』に仕える人々」でしかない。

日本は象徴天皇制とする異論(学校ではそう教わったような気もするが)などもあるようですが、私は日本を立憲君主制と言って差し支えないであろうとする政府見解が正しく、この議論は有効だと考えます。国民主権なるものが強調されすぎると、天皇陛下をアゴで使うような輩が出てきて、その存在意義自体が否定されかねないからです。そういうわけで、そもそも伝統的に偉いから偉いのだということでいいと思うのですが、あえてその現実的な効用を考えてみるに、『臣』たることで傲慢にならずに済むということがあるだろうと思います。特に傲慢になりがちな権力者にはいい薬ではないでしょうか。存在が薄すぎる感じもありますが、実際に日本の天皇制は上手く機能してきたようにも思います。ほとんど政治的な権限があるわけでもない以上、錦の御旗にしようなどと勘違いする連中が表れない限り(いたような気もしますが)、「偉い存在」に問題があるとは思えません。