観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

敵国をシメる努力

2010-02-15 23:38:11 | 政策関連メモ
asahi.com 国際 2月15日23時21分 米政権高官、相次ぎ中東詣で イラン包囲網に協力要請
http://www.asahi.com/international/update/0215/TKY201002150493.html

>核開発問題で強硬姿勢を崩さないイランに対し、新たな制裁措置を検討する米オバマ政権高官が、中東諸国を次々に訪れている。周辺地域で強力な包囲網を築き、圧力をかけるためだ。イランの石油資源への依存も手伝って国連による追加制裁に消極的な中国を翻意させるテコにしようと、ペルシャ湾岸産油国に増産を要請するとみられている。

さすがにアメリカは気合が入っています。日本も北朝鮮に対して、これぐらいはシメていかなければならないのですが、何とも頼りないのが正直なところです。中国だって台湾関係など圧力は相当かけていますが、ピンピンしています。北朝鮮の如き国家をのさばらせておく理由などありません。とにかく核やミサイルを放棄させていくための関係国を巻き込んだ積極的努力が必要です。外交的解決が大事なことは言うまでもありませんし、殊更声高にやる必要があるとは思いませんが、北朝鮮をシメる努力を日本は出来るのだろうかと改めて思った次第です。

北朝鮮核保有固定化警報(1)

2010-02-15 22:49:44 | 注目情報
MSN産経ニュース(北朝鮮に9千億円投資か 中国主導で鉄道や住宅建設)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100215/kor1002151204001-n1.htm

>韓国の聯合ニュースは15日、中国共産党の王家瑞対外連絡部長が北朝鮮を訪問した際に、平壌-新義州間の鉄道や住宅建設など計100億ドル(約9千億円)以上の大型投資がまとまったと伝えた。

>投資を行うのは中国の大手銀行2~3行と複数の多国籍企業で、同グループとの交渉が事実上終了し、3月中旬に平壌で調印式を計画中。中国政府が投資を主導し、投資総額のうち60%以上が中国資本という。

こういう話が北朝鮮が六カ国協議に復帰していないにも関わらず進んでいることに懸念を抱いています。「北朝鮮の核を認める」とかいう話は英米にも結構あることからも分かるように、日本としては声高に主張しないまでも、裏切られないよう十分注意する必要があるのですが、ポッポ政権にそれが出来るかは怪しいところです。万一北朝鮮にエサを与えるだけに終わり核保有国として固定化された場合、日本としてはそれなりの対処をしなければなりません。例えばその銀行や企業を日本市場から締め出すとか、何らかの圧力が必要でしょう。冗談じゃあない。

反米っぽいだけの放言

2010-02-15 20:04:59 | 護憲勢力と仲間達
MSN産経ニュース(「日本は今まで米国に依存しすぎていた」首相がまた問題発言)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100215/amr1002150131000-n1.htm

>日米関係筋によると、鳩山首相はカルデロン大統領との会談で、日本の対外基本方針について、従来の日本外交が米国偏重だったとの考えを表明。今後は米国と距離をとる考えを示唆したという。

ド阿呆ですね。日米同盟は軍事同盟なのであって、日本が核を持っていない(持てない)以上、アメリカに守られるのは致し方ありませんし、独自路線=軍事もやるということを理解しているとは思えない発言です。力も無いのに距離を取るとか何をトチ狂っているのでしょうか。また、国際貿易体制から日本は利益を受けているのであって、国際平和を守るための実際的な行動が日本に求められているのは言うまでもありません。民主党が日本を注目されないほど没落させれば、構われなくなる可能性はありますが。・・・しかも民主党は政権交代前から今に至るまでちょいちょい助けてもらっているじゃないですか。

>鳩山首相は1日夜の共同記者会見でも「メキシコも日本も、経済は対米依存の状況だった」と述べていた。

・・・深刻ですね。経済は基本的に自由経済なので、政府の動きはアシスト的なものに止まります。つまりアメリカ頼みは、それだけアメリカに吸引力があったということで、日本は相互依存で繁栄したと言えます。世界経済自体がアメリカの消費頼みであったことも指摘しなければなりません。ただ、アメリカ経済は相対的に低下しているので、その分は相対的に低下していると思います(ゆえに何もしなくても下がるでしょう)。

要するに意味の無い放言は止めよってことなんですが・・・。傷でも舐めあおうと思ったのかもしれませんが、そんなしょぼくれた「外交」をやる前に新幹線のひとつでも売り込んでこいよと思います。

誤解されないように言っておきますが、アメリカ相手に言うべきことを言うのはいいんですよ。何を言うべきかということが分かっているとは思えないから、せめて黙っててくれんかねということです。

かまってちゃんSS

2010-02-15 19:12:31 | 日記
ヨミウリオンライン 国際 2月15日12時20分/14時15分 シー・シェパード
http://www.yomiuri.co.jp/world/

>監視船「第2昭南丸」に男1人が侵入した。男はニュージーランド人で、先月第2昭南丸と衝突して大破した小型高速船「アディ・ギル号」の元船長。水上バイクで第2昭南丸に近づき、よじ登ったとみられる。

ストーキングが高じてというか不法侵入に至りました。相手にしたくなくても、そういうわけにもいかないようです・・・。やっぱり日本側が侵入を警戒していた(記事「SSから謝罪要求、再び」)のは正しかったというわけですね。

>「アディ・ギル号の船員6人に対する殺人未遂と同船破壊の容疑で第2昭南丸の船長を常人逮捕するため」※ポール・ワトソン代表

・・・ツッコミ所しかないようですね。

①常人逮捕は現行犯だと思いますよ。お国の法律では違うんですか?

②不法侵入で常人逮捕されたようですが何か(武器を持って何度も攻撃したSSメンバーは覚悟ありますよね)。

③当たり屋が殺人・器物損壊を訴えるとはしゃらくさい。裁判所に行けよ。

海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』2010-02-15 19:12:31
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E8%B3%8A%E8%A1%8C%E7%82%BA%E3%81%AE%E5%87%A6%E7%BD%B0%E5%8F%8A%E3%81%B3%E6%B5%B7%E8%B3%8A%E8%A1%8C%E7%82%BA%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%AF%BE%E5%87%A6%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B

>(3)第三者に対して財物の交付その他義務のない行為をすること又は権利を行わないことを要求するための人質にする目的で、航行中の他の船舶内にある者を略取する行為

少なくともSSは逮捕(身体拘束)+金銭を自ら主張しています。もう海上保安庁の職員を同行させるしかないんじゃないですか。

共産党の低能ぶりは深刻

2010-02-15 17:39:35 | 政治システム・理論
MSN産経ニュース(消費税論議を「税の原則に反する」と批判 共産・市田氏)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100215/stt1002151636003-n1.htm

>共産党の市田忠義書記局長は15日の記者会見で、菅直人財務相が消費税率の引き上げ議論を3月にも始める方針を示したことに関し「収入の少ない人ほど負担が重い最悪の不公平税制が消費税。負担能力に応じて税金を納める原則に根本から反する」と強く批判した。

あ~相も変わらず、消費税反対運動なぞに精を出しているわけですね。消費税は所得を把握していない人からも徴収できるというメリットがあって、収入が低い人にはそれはそれで必要に応じて配ることが出来ます。だからこんな主張に意味はありません。共産党がこういうことを言う背景には、与野党消費税増にむけた流れが出来る中で、消費税で収入が下がる層(税金を払っていない人)の票を漁夫の利で掻っ攫おうという魂胆があることは丸見えです。政策無能の主張をするには理由があります。たしかな野党が政権を獲る気がないのは構わないのですが、貧乏人を騙くらかすのは止めていただきたい。

社会主義的傾向の強いヨーロッパでは消費課税は高率で、レッセフェールに近いアメリカでは消費課税は低率です。

財務省:租税負担率の内訳の国際比較
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/021.htm

自民党保守政権が少子高齢化を野放しにしすぎたゆえに、保守が社会主義者呼ばわりされる危険を冒して消費税増税を言わなければならないのが今の政治状況と思いますが、民主政権を含む日本左派の低能ぶりは、再分配を主張する(増税を主張する)のが左派でありながら、消費税に消極的であることに端的に表れています。

>「大企業への手厚い減税政策が相次ぎ、法人税が大きく落ち込んだ。その穴埋めに消費税が使われている。行き過ぎた大企業、大資産家優遇税制を改めるべきだ」

法人税が高いと企業(特に工場)が海外に流出する危険性が高いです。また、企業に余裕がないと労働者に分配できないのも自明の理です。取っていい年休を取らせないような日本企業のやり方は行き過ぎていると私は思いますが、法人税を上げてしまうと正常化の妨げになると見ていいでしょう。大企業優遇批判に関しては、自民も民主も中小企業対策を打ち出している(公約・マニフェストを確認してください)と指摘すれば十分かと思います。先の財務省のグラフですが、日本(経済)と似た部分が多いドイツでは、法人税はかなりの低率であることに注目してもいいと思います。

消費税議論は歓迎しますが・・・

2010-02-15 16:15:04 | 護憲勢力と仲間達
asahi.com 政治 2月14日23時6分 「消費税、3月ぐらいから本格的に議論」 菅財務相
http://www.asahi.com/politics/update/0214/TKY201002140183.html?ref=rss

>菅直人副総理兼財務相は14日、東京都内で記者団に対して「所得税、法人税、消費税、環境税と、全部の税制のあり方の議論を3月ぐらいから本格的に始めたい」と述べた。

鳩山さんの「消費税議論すべきでない」発言は訂正されている(日テレNEWS政治2009年7月27日 20:36)ようなので、それはまあいいとしましょう。

>次の衆院総選挙まで消費税率を据え置くという政権の方針は変えないことを強調した

問題は次の選挙までに景気が回復したら機会を逸するということです。少子高齢化は昔から分かっていたことであり、社会保障費の自然増に政策的に対応できなかったことは自民党政権の過ちでした。特に支持率が高く景気も回復した小泉政権時に決断できなかったということは、今にして思えば、痛恨事だったなと思います。

>菅氏はこれまで、国の総予算の組み替えで、まずは歳出削減を徹底する姿勢だった。しかしこの日は、税収の落ち込みを挙げたうえで、「本格的な作業を始める時期にそろそろ来たという判断だ」と述べ、姿勢を転換した。

「第1次補正予算の執行停止→第2次補正予算」という切れ目ある景気対策など民主党の経済無策(とても力を入れているようには見えない)が税収不足を招いた原因のひとつだと言えます。民主党が思ったほど無駄が無かった(MSN産経ニュース経済・IT2009.12.11 13:26事業仕分けで削減は6900億円 目標3兆円大きく下回る)というのも、この姿勢の転換に関係があります。

「ブレてない」

2010-02-15 15:49:15 | 護憲勢力と仲間達
asahi.com 政治 2月15日11時51分 鳩山首相「満額をやる。全然ぶれてません」 子ども手当
http://www.asahi.com/politics/update/0215/TKY201002150199.html?ref=rss

>記者団から「発言がぶれているとも思える」と問われると、首相は「全然ぶれてません」と強く否定。

>あくまでも歳出削減でやっていく

>財源は極力、無駄を削減する中で余裕ができた分だけでやろう、という仕組みを作ろうと思う

ブレてます。何時か何処かで見たような発言に失笑せざるをえません。この人、本当に頭がいいんですかね?秘書が受験しましたとか・・・まさかね。

歳出削減だけでやるという発言にも「他のバラマキはどうなった?出来るの出来ないの?第三者から見てもとても出来そうにないように見えると思うが?」とか「そもそも子ども手当てはそんなに優れた政策かね?」とかいう疑問もあるのですが、アップアップの首相に届くかどうか。

お茶会なんかで未確定の政策についてロクに知らないまま放言するの、止めた方がいいんじゃない?「綸言汗の如し」ですよ。

可哀相な民主党に救いの神現る

2010-02-15 15:19:01 | 護憲勢力と仲間達
MSN産経ニュース(「多くの実用的な選択肢がある」 ウェッブ米上院議員、普天間問題で)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100215/amr1002151328010-n1.htm

>来日中の米上院外交委員会の東アジア・太平洋問題小委員会のウェッブ委員長は15日、東京都内で記者会見し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先について「多くの実用的な選択肢がある」と述べ、必ずしも日米が合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)にはこだわらない姿勢を示した。ただ、県外移設を求める声に対しては「『県外』を推しているわけではない」とくぎを刺した。

可哀相な民主党に救いの神が現れました。今まで何ら有効な手を打てず、ボコボコにされる一方の民主党でしたが、見るに見かねたアメリカが救いの手を差し伸べたようです。良かったね。

ハードルは下がったものの、無為無策が身上の民主党が、状況を打開できるかは依然定かでないものと思われます。新しい移設先の問題(社民が県外)もそうですが、北部振興策の即刻中止が民主党に出来るかどうかもポイントでしょう。基地移転とバーターの北部振興策が止められるかどうかは民主党が本当のムダ削減が出来るかどうかの試金石と言えると思います。自分に甘いのが特徴の民主党に期待はしていませんが。