ロンドンへ帰る日はミュジアムのドアの前に行くまで月曜休館だということに気がつか
ず夕方までの時間をどうして使おうか思案した結果海を見に行くことにしました。
サンフランシスコ湾ではなく太平洋です。
山育ちの僕は海にはそれほど愛着は感じません,がやはりはるかかなたまで続く海を見
ているとちっぽけな自分のことやこのはるか先の日本のことを思ったり感傷的になるも
のです。
陸には風は全く吹いていないのに打ち寄せる波は高く大海原があたかも生き物であるか
のようです。
海岸沿いというものは潮の香りがするものだとばかりおもっていたところ
クンクン鼻を動かせどその香りはしません,湿気が少ないからかいささか期待はずれな
太平洋岸沿いでした。
