ヴィンテージ ヴェスト ノアー

2016-12-06 | Sewing

いつもお世話になっているマダムがヴィンテージのジャケットを買うのを躊躇しているので
直してあげるから買いなさいと促して買われたジャケット

ブロカントの主は1920年代のものだろうと言っていた、どんなものかは定かでないが
背中のシームがほころびていたのは明らかだった。

家に持ち帰り繕い直し始めると古い家を改造する時と同じように目に見えなかった問題が出てきた、
特にネックのあたりは脱ぎ着によく手がかかるため生地が擦り切れ始めていた、
そこには新しいブレイドを乗せ強化させた、
ライニングは絹の羽二重でキルティングされそれも擦り切れ始めている、
それも新しいものに変え出来上がりました。
ヴェルヴェットの生地をこれほど正確に縫えるクチュリエールは相当熟練した縫い手であったと思います。