マヂャール気質

2008-06-05 | Weblog
ブダペストのスーパーマーケットで買いものをする時は小銭を増やさないようなるべくコインを使うようにしている。
たとえば1561フォリントの会計に1560フォリントと2フォリント銅貨を差し出し1フォリントのお釣を期待してもレジのおばさんはレヂの引き出しにお金を入れ閉めたまま次のお客の精算をし始める。
1フォリント(0.68円)そこそこにクレイムをつけるつもりはさらさらないのだが出口に向かう前もう一度振り返るような事をしても
「1フォリントのお釣忘れていますよォ」などと手を振って笑顔でお釣を差し出してくれる事など決してありえないのだ。
三回も同じ事を経験すると文句を言わない限り1フォリントや2フォリント銅貨はおつりとしてくれないのだろうとひとりで納得する。
おそらく1フォリント足りなくても商品は売ってはもらえないだろうに。

ホテル内のビジネス新聞を読んでいるとハンガリー人に対する面白い分析があった。
ハンガリー人は回転ドアに入ると一つ前に入った人より 先に出てくる。
これは人より長けていることをいち早く押し出し自分がお前より上だということを主張し国際ビジネス界を生き抜いて行くということらしい。
そして見かけや文化は西洋的にもかかわらず東洋的な思考感覚でビジネス行動をするらしい。これはお隣のルーマニアのビジネスマンが分析しているのも興味深い。

やっぱりそうそう悪い天気が続くわけないよね今日は朝から青空は出てはいるが寒いんだね。
また一時でいいから夏になって。




ドナウ川を北へ

2008-06-04 | Weblog
半日のフリー時間を使ってブダペストからドナウ川沿いに20キロ程北郊外にある サンタンダーという村に行ってみることにする。ホテルでもらった索引無しの地図では始発の駅を見つけることは容易ではなかったがどうにか探しあて朝のラッシュアワーを逆行すべくガラガラの電車に乗り20分ほどでその村に着いた。

少なくともブダペスト郊外の田園風景は美しいとはいえない、
小高い山の中腹にはこぼれ落ちんばかりに新しい家々が張り付き統制の取れない景色だ。

下車をした人たちの流れについていくと村の中心部にたどり着く。
ここはいわゆる古い街並みを保った村全体がお土産屋さんといったところだろう。
売っている物は刺繍製品から木製品、アンティーク。購買意欲はそそわれないが唯一の高級品店というとハンガリー御自慢ヘレンド陶器の店だ、値段もそれなりに高い。

朝一番に着いたと思っていたのにすでに村を一周して帰ろうとしている中国人観光客達に出会う。
滞在していたホテルには韓国人観光客、もちろん街では日本人観光客にも出会ったがほとんどが四十代、五十代という年齢層だった。
中では中国人の服装が一番おしゃれだったことは意外なことだった。

こんな青空がいとしくなるロンドンの悪天候、今日はおいらは一度も散歩に行かずじまい。
明日に期待することにしよう。


ブダ城の丘

2008-06-03 | Weblog
ハンガリーと言うと冬は極寒で夏もそうは暑くはならないだろうというイメージを持っていたが五月の終わり頃ですでに真夏の陽気です。お隣のルーマニアも連日30度を超えていました。そして夏は猛暑になることが多いそうです。
今回は四日間の滞在、それほど大きくないブダペストは二度目の訪問ではほとんど訪れるところがありません。
観光客で賑わうブダ城のある丘の上からの眺めは何度来ても飽きない唯一の場所です。
そしてこのあたりは一見して高級住宅街と感じる古い大屋敷が立ち並び犬を連れて歩いている人達からもアッパーミドルクラスという雰囲気を強く感じます。

ロイヤルバレエが80年代にツアーで来た頃はレストランのメニューはマジャール語ばかりで何を頼んでよいのか解からなかったそうですが今ではどんな小さなレストランに行っても英語表記がしてあり不自由はありません。

今回Yo様は歯茎をガリガリされまったくおいしい物は食べられなかったそうです。