ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

時の流れの価値観の変化

2022-02-23 07:38:37 | エッセー

 昨日は2022年2月22日で、2が6つも並んだため、各地で色々な催しがあったが

でも別に並んでいなくても、その日はその日しかないのだ。過去も現在も未来も

みんな地続きだが、変えられるのは現在と未来だけ。現在はその瞬間だとしたら

以前の私は「今を抱きしめたい」位時間が大切だった。その頃は今では信じられない

くらい、いつも濃密な時間の流れだった。

※ダンススタジオオープンパーティ こんな嬉しそうな夫を見たことがありません

 そして今・・・年齢とともに環境が変わり、かっての激しさは全然なくなり、穏やかな

時が流れている。今はほとんど主婦業で高齢の自分達がどう快適に、楽しく生きられるか

を工夫し研究しながら生きている。世田谷区は「認知症と共に生きる希望条例」が

発令されたがその具体例は示されていない。夫が都立松沢病院で

「アルツハイマー型認知症の初期」と診断されたのは2011年3月17日だ。

 それ以来長年お世話になっている認知症専門医の主治医の先生にメールで「満10年の認知症歴で

介護度1の患者さんはいますか?」と質問した。すると「私の知る限りではそんな症例はありません

奥さんの介護が良いからでしょう」とお返事を頂いた。

※経営していたお店の前お正月

 以前ほど燃えて生きてはいないが、認知症の余命はそう長くはない、私はそんな意味

では、医学的レアケースだと確認出来て、地味だがこれほどやり甲斐のあることはない

と嬉しくなった。心理カウンセラーとしての知識は十分活かし、私の創意工夫も加えた

介護は、その生き証人としての夫が証明してくれる。実は心理学系の大学教授の友人は

「すごい!」と絶賛してくれる。まだ眠っているその証人を起こして、これから

ブレックファーストで~す!

※末期高齢者夫婦ですがこんなではありません!

コメント
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