朝からとても暖かく素晴らしいお天気、こんな日は家事もはかどりそう
で、気分もとても良い。今日は大掃除をしようと思った。
アクティブに動くため、私はBGMが欠かせない。すると、急にロマン
チックでムーディなフランスの「アンドレギャニオン・シリーズ」が
聞きたくなった。このCDは大好きで、とても素敵な曲だが、ある忘れら
れない思い出も彷彿として、時には何とも言えないほど、メランコリンク
な気分になる。そのため、よほどハイな気分か、晴れ渡った日でないと
絶対に聴けない曲だが、今日はそれをBGMにして、お掃除が大変はかどった。

私が好きな曲はクラシック(と言っても難解な曲はダメ)ジャズ、モダン
ジャヤズ、ラテン、タンゴ、昔のロックンロール。
ダンス教師だったので、無論ダンスミュージュックは大好きだ。
少女時代から音楽の思い出は沢山あるが、中学生の時に先生達が学園祭
で唄った「オールドブラックジョ―」は、その時の素敵なハーモニーと共に
今でも忘れることはできない。初めて聞いたジャズ、アルゼンチンタンゴ
などは、多感だった私の心のなかに刻み込まれていた。
私立中学校へ通っていた私は、中学の卒業式の帰りに友人達を誘って
以前から関心があった「ソシアルダンススタジオ」へ行った。

そこでダンスの楽しさを知って、高校時代は親に隠れて「特別料金」
でレッスンをうけ、高2にはかなりのレベルになっていて、先生からは
「20歳になったら、ダンス教師資格験が受けられるから、もう少し
頑張って受けてみたら」と誘われた。でも、それは大変お金もかかるし
両親に内緒ではとても不可能で、その時代未成年はソシアルダンスは
ご法度だった。もしも学校に知れたら大変なことになるので、私は諦めた。
そして今・・・音楽は私とっては「必要で不可欠」なもので、それにより
心がうるおったり、幸せな気持ちになったりすることが多い。
体をせっせと動かしながら、過去のさまざまなことをイメージしながら
聞いたが、とても懐かしくもあり、その曲は時の経つのを忘れたほど
すてきだった。
