☆ 無意識(潜在意識)についての知識
意識とははっきり認識し、考えて、自分で意思決定することです。
その意識の水面下に「偉大なもう一人の自分」と言われる、無意識(潜在意識)がありますが、その存在を知るか、知らないか、またその無意識を味方にするか、敵にするかによって、人生は大きく変化します。深層心理学で世界的に有名な、スイスの精神科医で、心理学者「グスタフ・カール・ユング」は「人の一生は無意識の自己実現物語である」と言っていますが、私も長年
心理学を勉強していますが、この言葉はまさに真理だと思います。

無意識とは潜在意識とも言いますが、どんなものだか存知でしょうか?
私達には自分で考えて言動する意識と、何も考えず、また気付かずに言動
する部分がありますが、その「気づかずに行動したり、話したりする言葉」
が無意識の存在です。私は心理学を学んでから、その無意識の存在を知り
その力の持つ計り知れない力を信じて、いつも味方につけて生きてきました。 その潜在意識については、今まで講演や、著書の中でもくり返しお話しし
ましたが、今回はその無意識(潜在意識)についてお話ししましょう。

☆無意識とはこんな状態
もしかしたらお気づきでないかも知れませんが、私達の日常生活はほとんどが、無意識で行われています。あなたが毎朝目覚めた途端に「これから何をしよう?」と考えたことは多分ないでしょう。人それぞれ生活習慣の違いはありますが、起きるとすぐに、歯を磨いたり、顔を洗ったり、お化粧したり、ご飯を食べたり、また身支度をして仕事に出かけたりしますね。
また歩くときにも、「左足から出そうか、それとも右足から出そうか」などと考えたこともないはず。

それから車の運転も同じですが、免許の取りたては「赤信号だから止まろう」、「人が歩いているからもう少し車を寄せよう」などいちいち考えな
がら運転しています。ところが、運転に慣れてしまうと、頭では何にも考えずにスムーズに運転していますね。それらの動作はすべて無意識の中にイン
プットされたために、全く考えずに一連の行動ができるのです。もしもそれらの行動をいちいち考えていたとしら、大変疲れるとは思いませんか。よくある話ですが、お酒を沢山飲んで、途中からのことはまったく覚えていないのに、何時の間にか家で寝ていた、それは「もう一人の自分」である無意識が働いて、あなたを家までしっかりサポートしてくれたのです。

また「無意識にやってしまった」とは、誰でもよく言いますが、無意識に
やったことは、必ず自分にとっては有利な事がほとんどですし、それは
ホンネと言っても良いでしょう。つまり潜在意識は水面下から、私達を
守ってくれる「とても有難い存在」なのです。
私達の日常はほとんど、無意識的に行われているのですが、その無意識
を味方にして、幸運になる方法を次回ご紹介しましょう。
※ 気持ちを明るくするため、デスクトップも投稿も桜にしました。