ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

思い出のテーブルを塗って

2024-10-19 15:18:54 | エッセー
 先日夫の仏壇を工夫してつくったが、その時大きな丸テーブルの剥げて
いるところを試しに塗ってみたら、案外よくできた。
 ニスはまだ残っているが、刷毛がかたくなっていた。
(そうだ先日処分しよう)と思った、ラッカーうすめ液があるのを思い
出した。何でも捨てるのが大好きなのに、何故か(もう少し取っておこう)
その時思ったのだ。容器にうすめ液を入れ、カチカチになった刷毛をつけて
置いたら、刷毛は大分柔らかくなっていた。
 私は何故か妙なカンが働くようだ。

 そのため、テーブルをきれいに拭いて乾かしてから、塗ってみたら面白
なった。厚さ4センチ、直経1メートル15センチがっしりとした、木目
のテーブルだ。夫と一緒に小田急デパートで私が一目ぼれした、食器棚と
合わせて買ったが、何人も座れて良いと感じたがかなり高価だった。
 対局に引き出しがついていて、自然に「夫用」と「私用」にし、便利に
使っていて、二人の思い出も沢山あるテーブルだった。
 ふだん使わない土鍋など入れてあったが、それを塗ったらきれいになった。

 実は使い勝手が良いので、息子夫婦が似たものを買ったが、価格に相当
差があったようで、しなってとても使いにくいそうだ。
 そのため私1代ではなく息子にも残して置きたい、きれいになった
テーブルを思わず抱きしめ頬ずりした。何でもやればできるものですね。
 とても嬉しかった!

コメント
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