近年、様々な水族館がクラゲの展示に力を入れるようになってきたが
下田海中水族館にあるクラゲの展示室クラリウムも、その1つである。
10年前に来た時には、まだ無かった、このクラリウム。
マリンスタジアムの入口にあった特別展示室を改装して造られたそうで
アロマと音楽の演出と共に、クラゲの癒やし効果を体験できる施設との事。
クラリウムの入口から、正面にみえる柱を回り込むように短い階段を降りていくと
小さなホールに到着。まずここで展示されていたのが、クラゲを餌とするカワハギ。
展示されているクラゲの一覧や、クラリウムの解説パネルなども、ここにあった。
そんなカワハギのいるホールから、マリンスタジアム側に部屋が続く。
といっても、その空間はかなり狭く、6畳部屋くらいのスペースだろうか。
新江ノ島水族館にあるような大規模なものを想像していると拍子抜けだろう。
正面にある一番大きな600L水槽に展示されているのは、最もポピュラーなミズクラゲ。
他にも左側の壁に4槽、右側の壁に2槽の、計7つの水槽がある。また右側の展示棚には
クラゲの説明と共に、クラゲの幼生などを飼育した小型水槽も展示されていたりする。
左側の4槽で展示されているクラゲを見てみよう。
入口側より。まずは色とりどりの、カラージェリーフィッシュ。
続いて水槽の底にへばり付いているのは、サカサクラゲだ。
水玉模様が特徴的な、タコクラゲに・・・
長い触手の、アカクラゲ。この水槽だけ他のものよりも大きかった。
とまあ、ここまでは他の水族館でも見た事のある種となるが
続いて右側の水槽へ移ると、今回はじめて見る種があらわれた。
それが、このカラカサクラゲという、キノコのようなクラゲ。
体長は数cmと小さく、この個体は細長い触手が絡まっていた。
中央の太い触手のようなものの先端が口になっているらしい。
そして最後は、カブトクラゲ。こいつは他の水族館でもよく見るが
ここの水槽は光の当て方が良いのか、綺麗に輝いている姿を見れる。
そういえば、カラカサクラゲの水槽の前にいた時に、何か変な臭いがするな...
と思ったのだが、どうやらこれが癒やし効果のあるアロマの香りだったようだ。
さらに半年後。改めて訪れると、チョウクラゲという種が新たに加わっていた。
横から見た姿は、蝶というよりもスライスしたマッシュルームに見えるけれど。
これもカラカサクラゲと同様に、ここで初めて目にする種となる。
通常のクラゲと異なり、カブトクラゲと同じ有櫛動物の仲間なので
毒針を持たず。代わりに櫛板で光を反射し輝いて見えるのが特徴。
とは言えカブトクラゲに比べ、その輝き方はだいぶ控えめなのだが。
さて壁に設置された水槽は以上となるが、先に述べたように展示棚の方にも
水槽が展示されている。だがこちらはキタミズクラゲや、ギヤマンクラゲの
子供など、肉眼で確認するのがやっとなくらいの小さな個体ばかりだった。
そんな中で、どうにか撮影する事ができたのが、シロクラゲ。
こいつは体長が1cmほどと、展示していた種の中では最小だが
それでもクラゲの幼生から比べたら、だいぶ大きいのである。
クラリウムは、エリアの規模こそ小さいが、ここで初めて見る事ができた種も居たので
そこそこ成果があったと思う。部屋の中央にはベンチも置かれており、座ってクラゲの
鑑賞もできるのだが、逆に水槽に気を取られてベンチにつまづかないよう注意が必要だ。
動画で見るクラリウム:【下田海中水族館】音と光と香のクラリウム【動画】
うみめぐりへ戻る 下田海中水族館 目次 マリンスタジアムへ進む
下田海中水族館にあるクラゲの展示室クラリウムも、その1つである。
10年前に来た時には、まだ無かった、このクラリウム。
マリンスタジアムの入口にあった特別展示室を改装して造られたそうで
アロマと音楽の演出と共に、クラゲの癒やし効果を体験できる施設との事。
クラリウムの入口から、正面にみえる柱を回り込むように短い階段を降りていくと
小さなホールに到着。まずここで展示されていたのが、クラゲを餌とするカワハギ。
展示されているクラゲの一覧や、クラリウムの解説パネルなども、ここにあった。
そんなカワハギのいるホールから、マリンスタジアム側に部屋が続く。
といっても、その空間はかなり狭く、6畳部屋くらいのスペースだろうか。
新江ノ島水族館にあるような大規模なものを想像していると拍子抜けだろう。
正面にある一番大きな600L水槽に展示されているのは、最もポピュラーなミズクラゲ。
他にも左側の壁に4槽、右側の壁に2槽の、計7つの水槽がある。また右側の展示棚には
クラゲの説明と共に、クラゲの幼生などを飼育した小型水槽も展示されていたりする。
左側の4槽で展示されているクラゲを見てみよう。
入口側より。まずは色とりどりの、カラージェリーフィッシュ。
続いて水槽の底にへばり付いているのは、サカサクラゲだ。
水玉模様が特徴的な、タコクラゲに・・・
長い触手の、アカクラゲ。この水槽だけ他のものよりも大きかった。
とまあ、ここまでは他の水族館でも見た事のある種となるが
続いて右側の水槽へ移ると、今回はじめて見る種があらわれた。
それが、このカラカサクラゲという、キノコのようなクラゲ。
体長は数cmと小さく、この個体は細長い触手が絡まっていた。
中央の太い触手のようなものの先端が口になっているらしい。
そして最後は、カブトクラゲ。こいつは他の水族館でもよく見るが
ここの水槽は光の当て方が良いのか、綺麗に輝いている姿を見れる。
そういえば、カラカサクラゲの水槽の前にいた時に、何か変な臭いがするな...
と思ったのだが、どうやらこれが癒やし効果のあるアロマの香りだったようだ。
さらに半年後。改めて訪れると、チョウクラゲという種が新たに加わっていた。
横から見た姿は、蝶というよりもスライスしたマッシュルームに見えるけれど。
これもカラカサクラゲと同様に、ここで初めて目にする種となる。
通常のクラゲと異なり、カブトクラゲと同じ有櫛動物の仲間なので
毒針を持たず。代わりに櫛板で光を反射し輝いて見えるのが特徴。
とは言えカブトクラゲに比べ、その輝き方はだいぶ控えめなのだが。
さて壁に設置された水槽は以上となるが、先に述べたように展示棚の方にも
水槽が展示されている。だがこちらはキタミズクラゲや、ギヤマンクラゲの
子供など、肉眼で確認するのがやっとなくらいの小さな個体ばかりだった。
そんな中で、どうにか撮影する事ができたのが、シロクラゲ。
こいつは体長が1cmほどと、展示していた種の中では最小だが
それでもクラゲの幼生から比べたら、だいぶ大きいのである。
クラリウムは、エリアの規模こそ小さいが、ここで初めて見る事ができた種も居たので
そこそこ成果があったと思う。部屋の中央にはベンチも置かれており、座ってクラゲの
鑑賞もできるのだが、逆に水槽に気を取られてベンチにつまづかないよう注意が必要だ。
動画で見るクラリウム:【下田海中水族館】音と光と香のクラリウム【動画】
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