人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

旅の俳句

2014年04月14日 | 
 私の旅の本を読んで、お礼に俳句を書いてくれた。


逞しく生くる少年夏木立

伝説の王家の池に泳ぎけり

夏暁や蛇と泳ぐも旅の空

夏の夜は5ドルの宿を探しけり

町中をバイクが騒ぐ木下闇

影絵する少年の汗切なかり

柔道を教える旅や汗しとど

柔道は瓦智の試合ぞ青みどろ

炎昼の道場破りいと楽し

サムライと云はれ柔道沙羅の花

試合終へ皆と夏夜のジュース飲む

試合終へ柔道衣贈明易し

滾々と浮き草流すメコン川

明易しメコン川にて顔洗ふ

夏の食メコンは命の水なりけり

炎昼や土産やで飯を食ふ

土産やの婆さん蛙売ってをる

明早し揚げばに鳥群れてあり

ハンモック夢は異国へ郷へ

夏旅や出された物は全部食ふ

夏料理辛くも辛し激辛で

上げ潮に梅荷藻乗せて流れけり

自転車でチェンマイ巡り夏帽子

朝涼やアンコールワット自転車で

野晒しの大伝像や橙涼し

乱れ咲くなんじやもんじやの微塵かな

夏の陽炎ゆっくり闇に溶けにけり

ユッカ咲き纏はる児童生きるため

少年の心狸木未来あれ

僧侶に戒律厳し夏氷



個人的に、自分の旅が思い出されます。

短文にこれだけの情景を思い出させるなんて、

表現力、ことばの力、の凄さを感じます。

こんな旅をしていたのが遠い昔に感じる今日この頃。

あーふらっと旅に出たくなってきた。
コメント
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