人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

大菩薩トレリート③〜仙人の住む山小屋で過ごした寒くて温かい時間〜

2023年12月08日 | イベント
坂を登り、木漏れ日のトンネルを過ぎたところにある小さな山小屋が丸川荘。峠にポツンとある風景を見ると童話の中に入り込んだ気分になる。

水道も電気もない昭和の趣きを色濃く残す山小屋。




33歳で小屋番になり、それから42年ほど続けられている。

「甘い風が吹くと、きれいに花が咲くよ」

「小屋の中を荒らすいたずら好きのテンとは、もうやらないように!と話して紳士協定を結んだら大丈夫になったよ」

と様々な話をボツボツとしてくれる様子はまるで仙人のようである。

ランプの灯りと薪ストーブのある居間にいて、その中に仙人は同化している。




その居間の隅には独学で掘ったという仏像が並ぶ。




その仙人に料理を食べていただくのが好きなシェフが帯同してくれて、限られた状況の中で魔法のように美味しい料理を作ってくれる。






標高約1600mの気温はマイナス。

「小屋番で辛かったり大変だったことはないんですか?」

「うーん、そんなにないかもしんないな。私にはここでのこの仕事が合っていたんじゃないかな。」




同じ地球の同じ日本の同じ時代に住んでいるけど、また人とは違った生き方をしている仙人に色々と質問をする参加者。

我々が忘れてしまった感覚を呼び覚ましてくれるような話をする仙人。

寒いけど温かい不思議な空間が出来上がり、自身の今年1年を文字にしてそれぞれが振り返る。

もちろん色々と大変なこともあったけど、
そう悪くはない。心がよいと思う方向へいくことで道は開かれている。

歳を重ねても自分を整え、自分の役割を全うすることで、それなりによき人生を送れるのではないかということを教えてくれる参加者の皆さん。

















満ち足りた気持ちで眠りにつく。

翌朝、絶景の富士山をご満悦で眺める。
朝食を食べ終えると、仙人がサービスとしてお手製のコーヒーを豆から挽いて淹れてくれる。











もちろんマグカップも一つ一つが手作りのカップ。(以前はたくさん売れ残っていたのに、今は完売して、予約待ち(用意できるかの保証なし)の状況が続いている。晩年にして、時代の針が合ったようです。)

「出発まで時間があるから私たちも何かお手伝いします!」

と参加者たちは山小屋のお手伝いを開始する。

報恩謝徳

切ってある木を担いで運んだり、








ポリタンクや大きなペットボトルに水を汲んできたり、

薪割りをしたり、








小屋での仕事をみんな楽しそうにしている。

現代社会の当たり前になっていること(寒かったら暖房、蛇口を捻れば水が出る)も、ここでは当たり前でない。

ない状況を体感することで、その一つ一つの有り難さが身に沁みてくる貴重な経験。

お互いに頑張りましょう!




仙人と同じ歳の参加者が声を掛け、
みんなで記念写真を撮ろうとしたら、
どこからともなくゴールド・マンが到来。

実は参加者の何名かが、おかしな動きをする光を見ていた。(私は今回は見てないですが、イベント時におけるUFOの遭遇率が上がってます)

UFOいるところに、
ゴールド・マンあり!




仙人、皆さん、大菩薩の自然、
ありがゴールド🙏

また来年もこの地球で元気に会いましょう!!








おしまい
(山小屋を後にした御一行は、大菩薩嶺を巡り、現代社会へ戻って行きました。)







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大菩薩トレリート②〜20代青年の夢を叶えるお手伝いをした大人たち〜

2023年12月08日 | イベント
『学生の頃に思い立ち夢見た「旅するモバイル足湯」(=こんなところで足湯に入れたら良いな!というあらゆるところで足湯に入りながらホッと一息ついたり人と人とのコミュニケーションをとれる場をつくる企画)は、技術的に実現が難しく5年前に御蔵入りになっていました。。。』

とコタツに入り語るのは、イベントの写真撮影やその他諸々をサポートしてくれる20代青年の小出拓也さん(はちどり屋)。
*今回使用の素敵な写真たちは小出さん撮影。






発想の転換により長い時を経て実現に至る時がきました!!

これから夢を叶えようと嬉しそうな表情をする小出さんとそれを温かい目で見守り、何でも手伝うよと参加者の大人たち。

小屋の前に富士山が見える絶景があり、
ここで足湯ができたら最高ですね!

と場所決めにも興奮する小出さん。










「こんなところで足湯をしようとする人たちは初めてだよ。面白いアイデアだね。」

と足湯プロジェクトに全面協力を申し出てくれた小屋の仙人。




輪切りにされた木の中からイスにちょうど良さそうな物を見つけ、

下界から持ってきた段ボールにビニールを張り、そこに仙人の秘密の水場で汲んできて水を入れる。水場にはちょっと下までおりるから往復10分ちょいかかる。

そして薪ストーブで沸かしたお湯で温度を調整。






中央には熱燗を用意して、準備万端で入足。

「富士山を観ながらの足湯&熱燗は最高だよ〜」

「ほどよい温度で、いい気持ちー^ ^」

「こんな体験ができるなんて思わなかった!!」

「小出さんの夢が叶う瞬間に立ち会えて嬉しい」

と大好評!!








私は最後に入ったけど、うん?うん?

自分で湯を沸かして追加。

先に入った諸先輩方(50代〜70代)の心の大きさと温かさを実感しました^ ^

山小屋で寝た時に隣の布団になった小出さん。

朝方に突然、

「はい!明日までには間に合わせます!!」

と寝言で話していました。。。

束の間の夢は終わり、また新たな日々がスタートしたようです。

つづく
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大菩薩トレリート①〜うまくいかないからうまくいく〜

2023年12月08日 | イベント
*12月2.3日に実施した大菩薩トレリートの備忘録です。①〜③の3部作の予定です。予定は未定です。

イベントを続けていて集客はいつも苦労をする。

比較するものがないよねと優しく言ってくれる人もいるけど、私の実力不足。

このイベントどんなものですか?と言われても人によって感じるところが違うので言語化しにくい。

参加者が少ないのは、ニーズがないと言えばそれまでだけど、ありがたいことに少なからず参加してくださっている方もいるし、いつかは時計のハリが合うのではないかと毎年当たらない宝くじを当たると信じて買い続けている気持ちでもある。

さらには、うまくいかないことがうまくいくという迷言も気に入っていて、頭のネジが3.4本とんでしまったままの気がする。

なんとかうまくいくように、不器用に泥くさく熱や想いを入れて必死にやっている。

そして企画をする際には、これが最後になるかもという想いはいつも持っている。イベントには、"人"が関わるので、関わる"人"がいつどうなるか分からないし、当然私自身もいつどうなるか分からない。(日々綱渡りの人生で、最近は曲芸師みたいですね!と褒められている^ ^)

やれる時に、
やりたいと思った時に、
想いを込めてやるようにしている。

「いい経験はいい人生を創る」
そんな願いが届いたのか、

「いつか行きたいと思っていてようやく来れました!」

「ビビッときて、普段はこういうの参加しないけど、エイって申し込みしました!」

「呼ばれている気がしました!」

と初めての人々も含めて、何名かの方が運良くやって来られました。




今年も色々なセミナーに参加して(ビジョンクエスト、森の中で気配を消すしのびの技術セミナー等)、それらで学んだことを参考に、私なりに一般の方向けにアレンジして自然の中で楽しいワーク。








冬の山で裸足になる人が続出した気配を消す歩き方ゲーム。

初参加の方が、
「初めてのはだし気持ちいいー」とそのまま私のワラーチを借りて、そのまま初登山を敢行し覚醒しました。

太陽の暖かさと日影の寒さ、その変化を味わいながら自然の中に自分を溶け込ませるゲーム。

10分ほど佇むと近くに蝶々が飛んできて、幻想的な世界へ誘われました。












様々なプログラムが体験し、仙人の水場で一杯飲み終えると、20代青年の5年越しの夢を叶えるプロジェクトがスタートしました!






つづく
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