人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

ネパールの旅2017 とりとめのない熱いまとめ

2017年06月18日 | 
 ナマステ

日本に戻り、
当たり前に水が出ることに感謝し、
たった4分電車が遅れただけで怒っている方々に違和感を感じています。
そういった気持ちを少しでも忘れないように
日々生活しようとしている山口です。

今回は私は6度目の訪問で、古屋君とネパールで一緒になるのは3回目。
とりとめのない文章ですが、ざっくりと感想を書いていきたいと思います。

〈ネパールの変化〉
これは日本でもどこの国でも同じですが、
年月が経つということは少なからず何かが変化します。

ネパールに限って言うと、2007年の初訪問の時はまだ不安定な部分があり、
タメル地区で夜にたいまつを持って走る人々(多分、デモ)がいたり、
結構な頻度でストライキが起きたりとしていました。
かくいう私は暢気なもので、人々が集まって食事を配って何か叫んでいるのを
お祭りと勘違いして、一緒に食事を食べて意味も分からず参加した経験も今は懐かしい昔の話。

また今も少しはあると思いますが、
10年前は、「ドラッグ、オンナ」など声を掛けられたのが今回は皆無でした。
私の雰囲気がお坊さんのようになってしまったせいもあるかもしれません。。。

このように現在は、とても治安が安定しているのを感じます。
私自身、旅人として様々な国に行き、危険な場所は肌である程度分かるようになりましたが、
ネパールは本当に安全だと身をもって感じています。

もし、久々に訪問される方がいたら、
タメル地区のお土産屋さんの初期設定の価格が安くなり、
交渉がスムーズになったことや若者がみんなスマホを持ち、
オシャレになっているのを感じるかもしれません。

〈CWCNに関して〉
ネパール訪問の度に訪れますが、
いつも思うことがあります。
それは、子供たちが
「素直で、元気で、明るい」ということです。

先生や生徒が変わってもこれが変わらないのは、
CWCNでは、風土や文化になっているのだと思います。

CWCNの先生方のたゆまない努力と子供たちを思う気持ちかなと感じます。
ずっと前に先生の誰かかは忘れましたが、
「ネパールでは頭のいい方は、海外へ行きます。ただ、私はネパールに残り
 ストリートチルドレンを支援していきたいと心に決めました。」
ということを言っていました。

また柔道の継続や古屋くんや過去に行かれた皆さんの存在も大きいと感じています。
誰かが見てくれている、そう思うだけで子供たちには、大きな勇気と自信につながるのだと思います。
だから、お忙しい方がほとんどだと思いますが、ちょっと時間できた方はふらっと再訪してみてくださいね。
きっとみんな喜びますよ^^

私も最近CWCNの卒業生から「あなたのおかげで柔道が続けられました。ありがとうございます」というメールが届き
嬉しくなった想い出があります。

余談ですが、CWCNに行くとイケメンの方は女性に名前を連呼され、チヤホヤされます。
私の同級生の小室くんや今回一緒に行った佐藤洋平は、キャーキャー言われてました。
かくいう私はいつも柔道が好きなマニアックな男子が技を教えてと月日が流れても近寄ってきます。
チヤホヤされた方は、是非支援の継続をお願いします!

〈トレッキングに関して〉
トレッキング愛好者の憧れの地「エベレスト街道」。
崖の上に作られた1本の滑走路の上に小型セスナが着陸するのは芸術的です。
ルクラ空港からは徒歩が基本。
車もバイクも自転車も通れない道を歩いていく。
本来、人間は自分の足で移動する生き物なんだということを改めさせられます。
そして、発展していくことがいいことなのか?便利になれば便利になるほどいいのか?
まったく逆の生活に身を置くことで感じること考えることがありますね。
荷物持ちのシェルパ族の方の荷物の重さを聞くと、50㎏~110㎏もあるとのこと。
これを一人で25Kmの道を担いでいきます。私よりも小柄で細いのに。。。
人間は本来、すごい能力を持ち合わせているのではないか?もしくは眠った何かの力があるのか?
色々と想像を掻き立てられます。
3年前に一人でエベレストベースキャンプ(約5300m)まで行きましたが、
4000m以上は高山病との戦いでした。高地に行かれる方は、日数を多めに取られてのんびり行くことを
おススメします。
私は通常12泊のところをその半分くらいで行き、大変な目に遭いましたが、
命を懸けた後に元柔道家の先生とロッジで出逢い、こうしてご縁が繋がっています。
3年前からパソコンのトップ画面も「エベレスト」、部屋に唯一飾った絵も「エベレスト」
よく着るTシャツも「エベレスト」とこだわってきた甲斐がありました笑
念ずれば通ず!!


〈古屋くんのサポートに対して〉
今回は、古屋くんのサポートに大変助けられました。
英語が流暢かつ、ネパールの歴史や文化を非常によく勉強していて
大概のことを答えてくれます。
そして、ただ話すだけでなく、相手に応じてニュアンス等を変えながら
分かりやすく伝えるのも古屋くんの特殊能力と言えます。
また、何よりもネパール人に対する接し方は、常に“愛”があり、
“リスペクト”があるのがとても印象的でした。

飛行機が飛ばずに、ヘリも飛ぶか不安だった時も、いくつかの選択肢を考えつつ、
最善の行動をとるように冷静に取り計らってくれました。

そして日本に行く10時間前の早朝3時にカトマンズに着いた時も、
お土産やんに交渉して私たちのために朝7時からお店を開いてもらいました。
これも古屋君が培ったリレーションシップのおかげです。

今回の旅では、日本人7名がお世話になりました。人生で様々な経験されてきた諸先輩方が
多かったですが、その皆さんが古屋くんの立ち居振る舞いや案内を大絶賛していました。
古屋くんの活動を応援していくので、何かあれば遠慮なく言ってくださいねと今回の訪問者
全員が言っています!

これから行かれる方、行こうか悩んでいる方、再訪しようとする方は、レベルアップした
古屋祐輔が案内してくれますので、安心してネパールを堪能してください!!


〈ダルマ先生、カジ先生、ラメシュ先生〉
ダルマ先生はこのグループにいる方ならば一度は名前かお目にかかったことがあると思います。
今回もまた大変お世話になりました。
10年前からのお付き合いですが、心から尊敬できる方です。
一緒に旅をして、夜も古屋君がいてくれたので深い話もできました。
その中でも私が印象的だったのは、なぜ行動し続けられるのか?モチベーションを保ち続けられるのか?
「私の後ろで支えてくれる、応援してくれる人がいる。だから、新しい取り組みを始めると反対されたり、
 色々と大変なことも起きるけど乗り越えることができる。」
 現在は、カジ先生を始め地方にも同様な考え方を持つ人が現れだしているので、
 そういう方達の芽が潰されないようにサポートもしているとのことでした。
 いくつか心に残ったフレーズとして、
 「私は仕事が好き、ソーシャルワークも好き。」
 「夢の終わりは、夢の始まり」
 「変化はゆっくり、ゆっくりやっていこう」
 何が大切で、大切でないのか?時代の流れを知りながらも本当にその流れが
 必要なのか?私も負けずに生きていきたいと刺激をもらいました。

カジ先生
エベレスト柔道クラブの代表。エベレスト街道にあるジョナサレという村のニルヴァナロッジのオーナー兼ガイド。
自然が好き、人が好き、三度の飯より柔道が好き。
若い頃はネパール代表の柔道家だったが、それでは食えないために柔道の道を断念。
ガイドとロッジの仕事で生計を立て、シェルパ族の有力者になる。
3年前に私が何かの縁を感じて、カジ先生のロッジに泊まったことから運命の歯車が再び動き出す。
カジ先生のロッジには、柔道創始者の加納治五郎先生が飾ってあり崇拝している。
ちなみに加納先生の名字と名前の頭文字を取ると「カジ」になる。

3年前にカジ先生が私に「来世の夢は、またシェルパ族に生まれて、柔道場を作って子供たちに教えたい」言ってくれた。
ダルマ先生にカジ先生を紹介。
後輩の柔道家、横田がこの話を知り、協力してくれて畳を贈呈、CWCNの子供たちを日本に招くように働きかけてくれました。
また、私が所属するフラスター柔道部の風見監督などが費用面等をマネージャーのシャムさんが各種交渉等サポートしてくれて御縁が繋がりました。
ちなみに畳はカジ先生のトレッキングのクライアントがドイツDHLの社長で通常150万はかかるところを実費のみの40万程度
送ることができました。
もしエベレストトレッキングガイドされる方がいたら、カジ先生の宿とカジ先生かカジ先生の仲間たちのガイドは本当に
心強いです。私も似たような仕事のためよく分かりますが、素晴らしい人間性を兼ね備えた方々が多いのでエベレスト街道を
堪能できますよ^^


ラメシュ先生
ダルマ先生の弟子。ネパール柔道チャンピオンで、現在はコーチとしてネパール各地で柔道の指導。
以前は、タメル地区のダンスバーでボーイとして働く苦労人でしたが、持ち前の明るさと努力で現在に至る。
今回の日本人メンバー達ともとても打ち解け、常にみんなを元気づけてくれました。
2020年の東京オリンピックで、ラメシュ先生がやってきたら皆さんで応援したいものですね!!


今回、思わず熱が入り長々と書いてしまいました。
人が何か活動しているのを見たり、聞いたりすると忙しさに忙殺されている自分は・・・
となってしまうのもまた人間。以前、ボランティア等をすごい行っている方が言っていたのが、

「最大のボランティアは自分が一生懸命生きること」

ネパールという繋がりを通して、ネット上ではありますが同じグループになり、
文章を読んでくださった皆さんが毎日を一生懸命に、素直で、元気で、明るく生きられますように!

また、古屋くんやダルマ先生が皆さんのお力を借りたいと申し出た場合は
ご無理のない範囲でのご協力よろしくお願いします。

タンニャバード!

PS そういえば、エベレスト柔道クラブのセレモニーもオフィシャルな部分は終わり、
   皆が楽しく写真やお酒など飲んでいる際に、ふいにカジ先生が私呼び出します。
   ちょっと離れた石が積まれた所は、新しい柔道場ができるとのこと。
   「ここに柔道場を作る!!」って、まだ何もないのにあたかもあるように話します。
   ちょうどダルマ先生もそこに来て、3人で何もない所の柔道場を見ていました。
   2009年にダルマ先生がありもしない場所を指さして、柔道場を作るって言ったのと同じでした笑
   類は友を呼ぶ!!
   夢の終わりは夢の始まり!!
   
   

   

      


   私は10年間これに関われたことで、自分の人生に意味を持つことができたし、人の温かさも知ったし、
   親に感謝することもできるようになった。

   日々、本当にいい人生だなと思えている。

   だからといって、現状に甘んじる気は毛頭なく、
   このブログにあるように私の今世のテーマは、
   「人生修行の旅」

   たいへんなことも
   かっこわるいことも
   しゅぎょうだよ

   と思って生きていきます。

*今日の文章は、ネパールの秘密のグループに投稿したのを若干アレンジして、
 ブログに載せています。



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