人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

奥秩父主脈縦走路 奥多摩駅-瑞牆山荘 1泊2日エンジョイトレッキング ①

2019年06月14日 | 挑戦
1年前から温めていた奥多摩駅?瑞牆山荘の約70km縦走1泊2日を
自分へのバースデープレゼントとして2019年の6月8日・9日で遂行してきました。

今回は幸いにも約1カ月前に怪我をして、(3月~5月がほぼ休みなく忙しく動いて、
身体が悲鳴をあげて、持病の腰痛が悪化して脊柱に狭窄が出ている状態。)
足のしびれやズキュンと刺すような痛みが付け根や膝にあったため、当初は延期も考えたが、
人生はいつどうなるか分からないので、いつ死んでも後悔が少ないようにあらゆる対策を練って実施を選択。


荷物は、ロープ、笛、救急セット・テーピング、ツェルト、2日分の食糧(切り詰めれば5日分)、ヘッドランプ、携帯充電、
地図3つ、雨具、ビニール袋、ヘッドランプ、予備電池、着替え等一式、メモ、コンパス、ストック、疲労回復サプリなどを
厳選して持っていきました。

昨年は、奥多摩駅から雲取山へ行き、少し下山して三条の湯に泊まる。

そこから甲武信ヶ岳を目指そうにも最初の2時間で
雨と雪と崩落した道に心が折れて早々と撤退。。。

あれから1年経ったけど、よほど悔しかったのか、ほとんどアイテムを購入しない私がシューズやインナーレイヤー、
長く走っても蒸れない靴下などをこの日のために買い揃えました。

1か月半前は自分の能力を客観視して余裕でいける!!と思っていましたが、
よもやの怪我から達成可能率は大幅に下がり、日々できるか不安な毎日。

まあ、悩んでもしょうがないので、
当日はやるのみと気持ちを切り替えて6月8日の早朝4時に起きて家を出ました。

<6月8日>
7時30分 奥多摩駅をスタート。痛みからあまり走れないので、今回はストックを使って四つ足動物のイメージ。
どうしたら負担が少ないかを探りながら進み、登頂したい気持ちを抑えて、とにかく巻き道を使って先を急ぎます。

13時30分に約20km地点の雲取山山頂付近に到着。(コースタイム9時間30分を6時間)


雨も降ってきて絶好の修行日和。
濡れた笹で靴がびしょびしょになる三条ダルを過ぎて1年前に敗退した道を通過。


ここからは久々に知らない道を進みます。
最近は、仕事で山に行くことが多かったので、初めての山に入るのは楽しみ。

飛龍山へのショートカットコースを見つけて登頂し、少なくなってきた水と水場の位置を計算しながら滑落に注意して誰もいない道をコースタイムの約6割程度で順調に通過。




誰にも合わず、スマホの電波も届かず、雨天で周りの景色も何も見えないため自然と己と向き合う時間が増える。
38歳にもなると色々な背負うものや様々な責任などが出てくる。自然に出てくる思考を上から眺めると、
常に考えている状況であり、思考は普段の見聞きしているものから影響を受けていることを感じる。


どんな環境やどんな情報に触れるのかがとても大切だと実感。

思索しながら進むと予想以上にタイムが落ちている。まずい!!このままでは予約した笠取小屋に時間通りに辿り着けない。
かといって走ると痛みが出て明日に響いてしまうので、思考を止めて負担が少ないように最速で歩き、何とか日没5分前の19時10分に笠取小屋に到着。
(コースタイム 18時間45分を11時間40分 距離はざっくり35Km)


山小屋の主人に予定通り叱られたものの私の見積もりが甘く遅くなってしまったので、素直に平謝り。
万が一に備えて自分の食糧は取っておきたいので、食べ物はないかと聞くとカップラーメンを売ってくれた。

さらには大盛りのご飯とカレーまでつけてくれた。




くたくたの身体にはどんどん食べ物が入っていく。
ぶっきらぼうな人だけだけど、根はいい人のようだ。有難い。

既に2人が就寝している山小屋の中にこっそり入り、
翌日の準備をして20時30分には就寝。

明日、自分は辿り着けるのだろうか・・・。

続く
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