人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

大峯奥駈道2泊3日⑥〜修行の終焉〜

2022年06月09日 | 挑戦
玉置神社からの奥駈道。

日本酒の四合瓶が落ちている。

拾いたいけど、

これ以上荷物はザックに入らないけど、

えーーーい、拾っちゃえ!

「月山」という名前の日本酒だった。

急登りが最後と予想する大森山を上っていると、不思議な感覚になる。

私を囲むように同じ"匂い"のする数名の方たちが歩いていて、

「待ってたよ」

と言われる。

どうやら幻覚や幻聴が始まってしまったようだけど、

このままにしていたい。

きつくてしんどくても足が動き続けてくれる。

ありがとう身体。

2日目に痛めた左手首の痛みも不思議と消えている。

さっきまでペットボトルを開けるのも痛かったのに。






1300年前に役行者という超人が切り開いた奥駈道という修験道。

そこは来る者拒まず、
誰でも受け入れてくれる。

ただし、おろそかにしてはならない本義があるという。

「本来、修験道というのは山に分け入って、そして山の霊験霊気を頂いて、いろんな力、パワーを頂いて、人々をお救いするというのが本義なんです。」引用 熊野修験「奥駈け」同行記 高木亮英さんの言葉

道中、靡(なびき)と呼ばれる霊地(江戸時代以前は距離の役割を果たしていという説もある)がいたるところ(75ヶ所)にあり、どんなに急いでいても、疲れていても、宇原さんも私も立ちどまり手を合わせていた。




熊野本宮まで9kmちょっとの標識を最後に、距離の表示がなくなった。

大峯奥駈道の後半の道は、ネットなどにはほとんど情報がなかった。

もう下りだけと思っていた私たちの予想を覆し、

ロープを使っての急坂、

繰り返されるアップダウン。








日本古来から続く修行の道が楽なわけがない。

そんな道を今歩けていることに感無量な気持ちになる。

最後の力を振り絞り、






上り下りを繰り返し、

予定より2時間ほど遅れて18時20分に熊野川に到着。

短パンとサンダルに履き替えて川を渡り、

熊野本宮大社に無事に辿り着きました。








自信を持って言えることは、
自分の力では大峯奥駈道は踏破できなかった。

明らかに力不足だった。

ただ、それでも様々な力と導きと助けによって踏破ができた。

宇原さんとの出逢いと同行、
(タイム等、大峯奥駈道を今後の参考にしたい方はhttps://yamap.com/activities/17717947をご覧ください。宇原さんが書いてくれています)
鈴の音を鳴らしてくれた方、
奥駈道を整備、避難小屋の管理をされている新宮山彦グループやボランティアの方々、
3日間の好天、草木、動物、
快く送り出してくれた家族、
今回の大峯奥駈道の挑戦に色々と支援・応援してくださった方々、
奥駈道を切り開いた役行者、また道を紡いできた修験者、行者、登山者の方々、

たくさんの方々のおかげ様です。

本当にありがとうございました🙏

報恩感謝

こうして貴重な体験をさせてもらった恩を

周囲にも紡いでいきたいと思います。

1人でも多くの方が

いい人生だなと思えるような体験創出や

元気に笑顔で毎日を過ごせるための健康サポートを

していこうという気持ちが深まりました。

いいタイミングで挑戦できました。

まだまだ道は続きますが、

何かでご縁があった際にはどうぞ宜しくお願いします!

長文お読みいただきありがとうございました。
暇つぶしになったならば幸いです^ ^

2022年6月1日〜3日
大峯奥駈道2泊3日の記録 おしまい

PS 最後に番外編がもう一つあります^ ^

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