私が富士山に初めて登ったのは約15年前の二十歳の頃。
まだその頃は旅に出る人生なんて予想ができず、真っ当な人間だった。多分。。。
ある日、柔道部の練習が休みになり、24時間空いた。
その時間に出来ることはなんだろう?って考えたら、登山をしたこともないのに
なぜか富士山に呼ばれている気がした。
新宿から富士山5合目までバスが出ていることを知り、
とりあえずワークマンで3000円くらいの雨具を買い、100円の懐中電灯を持って、ジャージに運動靴で1人向かった。
その頃は登る人はそんなに多くなく、最終のバス内は10名程度。
私以外はみな外国人だった。
夜10時過ぎからの登山。どこから登っていいかも分からず周りの外国人と協力して登った。
苦労の末、辿り着いた富士山頂で見た御来光はなんとも言えず、思わずみんなでバンザイをして感極まった。
山頂であるカップルが写真を撮ってというので撮ろうとしたら男性がポーズを決めずにゴソゴソ。
箱を取り出して女性にプロポーズしている瞬間にも立ち会った。
下山は、世界の山を回った外国人とつたない英語で会話しながらおりた。
彼が鳥の声を聞きながら、私にシッーとジェスチャーして、
「No people.
No biulding.
No traffice.
Bard is free.」
と微笑んだ。
20歳そこそこの純朴な青年にとっては、全てが衝撃的で、非日常な時間だった。
あれから刻が経ち、今ではクライアントの方々を対象に富士登山をサポートしている。
専門力と人間性に優れたトレーナー達、救急救命士の協力があり、200名を超す参加者達が過去に頂を踏んだ。
そして日本一の頂きで様々なドラマがあった。
バク転する者
空手着姿で正拳突きする者
柔道着姿で打ち込みをする者
ゴルフのクラブで素振りする者
スーツに革靴で登頂した強者
ふんどしになった馬鹿者
ふんどしを脱いだ変態
大学合格を叫んだ浪人生
念願の富士山の詩吟を読んだ75歳男性
冥土の土産にと、初登山初富士山に挑戦した70代女性たち
空に一番近い所から、母へ、父へ、ご主人へ・・・「今、私は元気にやっています。」
と声を掛ける人達
色々な人が様々な想いを抱えて、己の身体と心に向き合い富士山を登らせてもらった。
登山というくくりではなく、自分が主人公の24時間のリアルな物語。
今年は復活する。
来年以降はあるかは分からない。人生いつどうなるかは誰も分からないから。
やってみたいと思った時が、やってみるタイミングだと思う。やった後悔よりも、やらなかった後悔の方が後々残ると思うから。
今年は先人達の息吹を感じながら、1合目から挑戦する。
富士山の女神さんが優しく微笑んでくれることを願って!
ドリーム富士登山2017 〜いにしえの道から挑戦〜
https://ameblo.jp/challenge-is-spicy/entry-12274408504.html
まだその頃は旅に出る人生なんて予想ができず、真っ当な人間だった。多分。。。
ある日、柔道部の練習が休みになり、24時間空いた。
その時間に出来ることはなんだろう?って考えたら、登山をしたこともないのに
なぜか富士山に呼ばれている気がした。
新宿から富士山5合目までバスが出ていることを知り、
とりあえずワークマンで3000円くらいの雨具を買い、100円の懐中電灯を持って、ジャージに運動靴で1人向かった。
その頃は登る人はそんなに多くなく、最終のバス内は10名程度。
私以外はみな外国人だった。
夜10時過ぎからの登山。どこから登っていいかも分からず周りの外国人と協力して登った。
苦労の末、辿り着いた富士山頂で見た御来光はなんとも言えず、思わずみんなでバンザイをして感極まった。
山頂であるカップルが写真を撮ってというので撮ろうとしたら男性がポーズを決めずにゴソゴソ。
箱を取り出して女性にプロポーズしている瞬間にも立ち会った。
下山は、世界の山を回った外国人とつたない英語で会話しながらおりた。
彼が鳥の声を聞きながら、私にシッーとジェスチャーして、
「No people.
No biulding.
No traffice.
Bard is free.」
と微笑んだ。
20歳そこそこの純朴な青年にとっては、全てが衝撃的で、非日常な時間だった。
あれから刻が経ち、今ではクライアントの方々を対象に富士登山をサポートしている。
専門力と人間性に優れたトレーナー達、救急救命士の協力があり、200名を超す参加者達が過去に頂を踏んだ。
そして日本一の頂きで様々なドラマがあった。
バク転する者
空手着姿で正拳突きする者
柔道着姿で打ち込みをする者
ゴルフのクラブで素振りする者
スーツに革靴で登頂した強者
ふんどしになった馬鹿者
ふんどしを脱いだ変態
大学合格を叫んだ浪人生
念願の富士山の詩吟を読んだ75歳男性
冥土の土産にと、初登山初富士山に挑戦した70代女性たち
空に一番近い所から、母へ、父へ、ご主人へ・・・「今、私は元気にやっています。」
と声を掛ける人達
色々な人が様々な想いを抱えて、己の身体と心に向き合い富士山を登らせてもらった。
登山というくくりではなく、自分が主人公の24時間のリアルな物語。
今年は復活する。
来年以降はあるかは分からない。人生いつどうなるかは誰も分からないから。
やってみたいと思った時が、やってみるタイミングだと思う。やった後悔よりも、やらなかった後悔の方が後々残ると思うから。
今年は先人達の息吹を感じながら、1合目から挑戦する。
富士山の女神さんが優しく微笑んでくれることを願って!
ドリーム富士登山2017 〜いにしえの道から挑戦〜
https://ameblo.jp/challenge-is-spicy/entry-12274408504.html