人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

セレンディピティウォーク後編〜覚醒と夕陽〜

2024年05月01日 | イベント
時刻は15時30分。

海岸沿いで余り物の食料を食べながら、コンクリートの上に倒れ込む参加者たち。

昨日45km歩いた方たちは既にボロボロ。

「余力がある方は余力がない方の荷物を持ち、ワンチームで進みましょう!残り12kmで途中6km地点に足湯があります。可能であれば入りましょう!」

こんなことを言いつつも足湯は17時までだったため、正直このペースでは17時10分に到着予定だから入るのは難しい。かと言ってペースも上げられない。





最後尾の方をサポートしながらワンチームで港を歩いていると先頭が走り出し、みんなそれにつられて走り出しました。

何が起きたのか私も理解できずビックリ!!

どの方も
「大丈夫です!いきます!」
と言う。

覚醒したのか、
ゾーンに入ったのか、
なんともそれは不思議な光景でした。

この勢いのまま行ってしまおう、
しんがりは私がサポートすればなんとかなります。

全員が無我夢中で進み、なんと足湯に16時40分到着。





「めちゃくちゃ気持ちいいー」と笑顔になる御一行。

そこから青空カフェの店主と仲間たちが料理とドリンクを用意して待ってくれている上総興津の海岸へ残り6km。

限界を越えているのに、
ゴールしたからといって何かもらえるわけでないのに、
身体と心が前にいき、子どものような目になって進む大人たち。









夕陽に背中を押されて歩く姿が神々しい。

歩きと走りを繰り返し18時にゴール!!





共に過ごした同士たちと夕陽を眺めながら最高の1杯とご飯が何よりのご褒美⭐︎

覚醒し感じるままに走り出した参加者の方々、
思いやりと寛容さで寄り添ってくれた同行サポーターの佐藤トレーナーとkos、
ゴール地点で出迎えてくれた青空カフェ店主と仲間たち、
道中お世話になったり、交流した地元の方々、
本当にありがとうございました🙏

おしまい
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セレンディピティウォーク前編〜流れに身を任せてみる〜

2024年05月01日 | イベント

4月27日のチバルルマラニックに続いて、翌日の28日は別企画を立てました。

その名もセレンディピティウォーク30kmを南房総を歩く不思議な旅。

セレンディピティとは「偶然の産物」という意味で、スタートからゴールは決め、道中は流れに身を任せたり、様々な"問い"をしたりして、偶然や流れに身を任せながら30kmを歩くという緩い趣旨のはずでした。

チバルルマラニックで45km歩いた満身創痍のメンバー、セレンディピティウォークのみのフレッシュな人々が混じり合い和田浦駅を出発。




同行サポーターのkosは和田浦駅近くのキャンプ場に住み南房総と渋谷を行き来して2拠点生活をする青年。

「ここ最近では一番いい青空ですよ!!」

昨日痛めた足をなんと10時間で回復させ元気にサポートです。




もう一人の同行サポーター佐藤トレーナーはスポーツ選手にも帯同するプロフェッショナル。

昨日の夜から合流して遅くまで参加者たちの身体をケアしてくれました。

神の手ですね!!と大好評で、みんなが足を引きずることなく動けています。




今日は伴走車はないので、エイドの食料も自分たちで持って歩きます。パンに柿ピーを挟んで食べれば、あら不思議美味しい柿ピーパン!






歩く際は出来る限り車の通らない道を選びます。ちょっと寂れた道にある地蔵尊がありました。昭和19年頃に戦争で亡くなった方々の地蔵(親の子を想う気持ち、来世救済等がある)をここに集めて祀ったそうです。そこの守人をされているおばちゃんからエネルギーの詰まったお茶をもらいます。




昼ごはんもセレンディピティ。

道中にどこか食べ物を売っている現地の個人店はないか?と歩きながら見回します。

おっ魚屋だ!!
と中に入って尋ねると残念ながらすぐに食べられそうな物はなし。そして次に見つけた和菓子屋さんで運良くお赤飯や最中、干物屋さんで一口昆布をゲット。

わずかな食料をみんなで分け合いながら食べていきます。

小腹を満たしてもお腹が空いている御一行は、次なる目的地を昨日通りかかって美味しそうだった5km先のコロッケ屋さんに設定。

コロッケ、コロッケ、コロッケ、と頭の中に思い浮かべてようやく到着すると、ちょうど完売しちゃったとのこと、、、

意気消沈。。。

とりあえずもう少し歩いて海が見える場所で余り物を食べましょうと歩いているとゴール地点の青空カフェさんから何時くらいに着きますか?のご連絡。

ナビで調べると私たちの到着予定は18時30分、、、
日の入りは18時20分、、、

満身創痍でクタクタの方々がいるのでこれ以上ペースは上げられない、、、

無事辿り着けるのか、、、

どうしよう、、、

つづく

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チバルルマラニック後編〜12時間の挑戦〜

2024年05月01日 | イベント
10時に上総興津の海岸をスタートしてからエイドで休憩を挟みながら歩き続けて約10時間。

もう身体が限界を迎える人も出てきました。

ゴールできなかったとしても、
一歩踏み出し挑戦したことが大金星⭐︎

人々が限界を迎える頃にやってくると言われるゴールド・マンも登場。




一人一人にお手製のカードを引いてもらうと、不思議とその人にぴったりなメッセージ!

「ここまでがウォーミングアップ!」

「自分が選択した苦しみは快感だ!」

「これは幻だ!!」

「何でこんなことやってるの?」

最後に残ったカードをゴールド・マンが見ると、Let's gold と意味がよく分からないメッセージ...









カオスな空気の中、車で伴走しながらエイド(休憩所)をやってくれたミュージシャンの小林徹也さんが歌ってくれます。




一休みしたらまた歩き始めよう〜♪

きっかけはいつでも何気ない誰かの一言〜♪

ここでは私はなまえのない旅人〜♪
(曲 名前のない旅人)




社会的な肩書きを外し、フラットに話してきた参加者たちが一丸となり、ミュージシャンのエールを受けて暗闇のビーチサイドの道を照らし、一歩ずつ一歩ずつ歩きます。

朝から裸足系サンダルで歩き続けた超人系同行サポーターの忠さんやkos達の足もそろそろ限界に、、、

「皆さん先に行ってください!後を追いますから!」

「超人たちにも限界があるんですね!?
その超人たちの先を進む私たちはすごいかも!?」

誰もがいつも強いわけでもないし、
お互いに信頼しているからこそ、
弱い部分を見せて委ねてくれる。

新たな励まし方に勇気をもらった御一行は、
12時間以上かけてゴールの千倉海岸に到着。






ぼろぼろの身体で足は痛いはずなのに、
満足そうな表情の人々。

必死に歩いてきたからこそ、
その経験は光を放つようです。

ゴール地点から80mのところにあるゲストハウス千倉のおへそに着くと、ご飯とお風呂と寝床の準備されてました。








最後まで裸足系サンダルを貫き歩き通した超人たちも20分後に無事ゴールしました。

きっと必要だから、その経験がやってきてくれたようです^ ^

同じ時間を共有した仲間とビールを飲むのは何にも代え難い至福の一杯!

誰もが何かしらの気付きや学びや面白さを感じたチバルルマラニック。

どんなに苦しくても自分のできる最善の行動で前に前に動いた参加者の皆さん、

圧倒的な存在感で参加者に寄り添ってくれた同行サポーターの忠さんとkos、

エイドや場の提供から臨機応変にお世話になった青空カフェとゲストハウス千倉のおへそ、

道中におもてなしや交流のあった南房総の人々や自然さん、

本当にありがとうございました🙏

また来年あるかどうか、
旅人たちがやっているので予定は未定です^ ^

おしまい
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