スコットランド、サモアに競り勝つ

日本のラグビーファン注目の一戦。予想外の、しかし期待を持たせる展開で始まった。
前半のなかばまでに、サモアらしいラグビーで３トライ、７点のリード。しかもスコットランドに一時退場(シンビン)者が出て、日本サイドとしては「このままいって」(笑)という状況。
しかし一人少ないスコットランドはサモアゴール前でモールを押してトライ(ゴール)。振り返るとこのプレーが流れを変えた。サモアがPG返し、サモア３点リードで折り返し。
後半は、試合の様相が一変。地力に勝るスコットランドが堅くPGを重ね逆転。残り10分を切ったところでダメ押しトライ。サモアも意地のトライを返したが、スコットランドが36－33で勝利。
サモアの健闘でハラハラ・ドキドキの面白い試合だったが、日本の予選敗退が確定したのは残念。

続いてプールＡ、オーストラリア－ウェールズの全勝対決。前半は双方とも勝利を意識した手堅い試合運びでPGの蹴り合い。オーストラリアが９－６でリードしてハーフタイム。
オーストラリアがPGで６点差とした後半なかば、攻め込まれたオーストラリアは反則が多くなり立て続けのシンビンで13人に。ウェールズはフォワード中心に圧力をかけ続けたが、オーストラリアは必死のディフェンスでこのピンチを切り抜けた。
逆に残り10分にダメ押しのPGで９点差、ウェールズを突き放して、１位通過を決めた。

追記　日本もアメリカに順当勝ちして３勝目。過去７大会で１勝に比べれば想定外の快挙。
試合は前半なかばまでは拮抗した良い勝負だったが、その後は地力に勝る日本がトライやPGで得点を重ね、常に７点差以上のリード、危なげなかった。日本の４試合中一番つまらなかったと言ったら言いすぎ？(笑)