自動車メーカー・スズキのトップとして長く君臨してきた鈴木修氏が死んだ。死人を悪く言ってはいけないのだろうが、やれやれと思っている人は相当いるだろう。その仕事は、功罪相半ばがフェアな見方ではないだろうか。
朝日新聞地方面(12月28日)が、「罪」の部分を的確に取り上げていてgood! 見出しからして「県西部の重し」って故人を褒めてないよね?(笑) 中小企業のおやじとして、トップになった後も工場の蛍光灯1本取り外しに注文を付けたという話は、一民間企業のことで、よそ者としては「こんなトップ、周りは大変だっただろうな」と同情するばかりです。
許せないのは浜松市政への介入。記事でも鈴木氏に足を引っ張られて浜松市長を降りた北脇保之氏が「選挙で選ばれていない人(鈴木氏)が市長の上に立ち、いろんなことが左右されている」と先の県知事選で発言したことが紹介されています。
ここ数年、浜松市政の大きな話題だった浜松市の行政区再編がありますが、よその者には何でこんなテーマで浜松市は燃え上がるのか分かりませんでした。マスコミも裏で鈴木修氏が指図しているからとは伝えないし(>_<)
その結果の成案が政令指定都市になる前の旧浜松市を巨大な中央区(人口60万人)に、旧浜北市が浜名区(人口15万人)に、残りは従来どおり天竜区(人口2.5万人)。前の7区だったころは人口や地域のバランス良かったのに、なぜわざわざ合併前に戻すのか!? 従前の7区制は行政サービスという点はメリットでも、コスト重視の民間の発想からは将来が心配ということらしい。
(反面、浜松市に建設予定の県営野球場では、最もコストがかさむドーム案を強力に推していたそうですが)
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