明日の風

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ウクライナ侵攻と憲法9条

2022-05-03 08:58:18 | 時評

10日前の放送大学の憲法の授業でも、複数の学生から、憲法9条など今のままで良いのですか?という意見をいただきました。あまりに熱いので、思わず、あれを止めようとするなら核武装しかないのでは?とまぜっかえしそうになりましたが。

ウクライナと日本の状況は違うところもあります。当たり前ですが、日本とロシアは海を隔てていて陸続きではない。侵略するには高い壁です。もうひとつ、日本はアメリカの同盟国。日本に侵攻するにはアメリカと全面対決する覚悟がなければできない。

毎日のようにこういうニュースに接していると、日本はこのままでよいの!?という気持ちになるのはよく分かります。プーチン、どこか悪くなって寝こまないかな(笑)と私も思います。でも9条や自衛隊をどうかして、何とかなるものでしょうか?

こんな信じがたいことが実際に起きたのでいまさらですが、これだけ世界から総スカンを食った蛮行は、ロシアという大国に正気とは思えぬプーチンという不運が重なったことによるのはおさえておいたほうが良いと思います。よくあることではない、第2次世界大戦での日独の侵攻以来?

万に一つの心配もなくしたいというなら、現在の核保有国なみの軍事力(核兵器やICBMなど)を持ち徴兵制の導入も検討しなければならないでしょう。何十年に一度あるかないかの事態に備えるために、そこまでやるか……

日本の9条やドイツの軽武装は、第2次世界大戦で世界中に被害を与えたことに対する反省の証です。間違いはしないのが一番良いけど、両国は間違いを繰り返さないという点では、世界の尊敬を受けてきたと思います。

どこまで遡るべきか分かりませんが、ポーランド侵攻に始まり、シベリア抑留、ハンガリー動乱、チェコスロバキア侵攻、アフガニスタン侵攻、そして今回のウクライナ侵攻…… この国はどうして悪事を繰り返すのか、不思議でなりません。

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