日本もアメリカも長い間、最高裁判所裁判官は男性ばかりだった。どちらも女性が最高裁入りするのは前世紀末になってである。こちらでは高橋久子が1994年に、向こうではサンドラ・デイ・オコナーが1981年に。
以来、どちらも1人が女性枠のようだったが、現在は日米とも3人ずつ。変われば変わるものである。
今ごろ遅すぎる話題だが、昨年末の夫婦別姓裁判で最高裁は10-5の多数決で、夫婦別姓を認めていないことは違憲ではないと判断した。ただ女性裁判官3人はそろって違憲判断で注目された。
他方合衆国では、昨夏の同性婚裁判で最高裁は5-4で同性婚を支持したが、やはり3人の女性裁判官はみな多数派だった。男性裁判官だけなら4-2で同性婚は権利ではない(同性婚を認めていなくても合憲)となるところだった。
私は、男女でそんなに考え方に差があるとは思っていなかったが、両判決におけるこの違いをみると、一般にエリート女性は多様性を尊重し異端者に寛容なのかと思う。もっとも、安倍政権の下で大活躍中(笑)の女性閣僚や党役員はそうじゃないから即断は禁物かもしれないが。
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