最近しばしば聞く言葉です。未成年者(中高生)なのに両親や祖父母、兄弟姉妹のお世話・介護をしている人。国の調査では中高生の20人に1人とか。
ケアがお手伝いのレベル(週2~3時間程度)なら、立派だな、きっと自分の将来にも役立つよという話でしょうが…… 自分の遊びや勉強に支障があるようなら、それはヤングケアラーという柔らかい言葉ですむ話ではなく、児童虐待と言うべきではないでしょうか。
何で世間やマスコミはヤングケアラーなんていうオブラートに包んだような表現をするのか理解できません。そんなこと言ったって、現実に誰がケアするの!?という批判が聞こえてきそうですが、こういう今の社会を作ったのは中高生ではなく、ケアされる大人では? ならば、その責めは大人が負うべきでしょう。前途ある中高生が自分を犠牲にすべきじゃない。
児童虐待の件数はこの30年間に200倍も増加していますが、もちろん実際にそんなに増えているわけではありません。今児童虐待とされているもののかなり、直感として半分以上は、以前は「しつけ」ですまされていました。
なのに半強制的な「ヤングケアラー」は、どうして児童虐待ではなくなかば美談になるのか、私は不思議でなりません。
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