アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

王 林

2008年11月02日 | 誕生果
11月2日は 白秋忌
1942年の今日、詩聖と言われた詩人、
北原白秋が、この世を去りました。

白秋を一番身近に感じられるのは、
童謡ではないでしょうか?

「この道」や「ゆりかごのうた」、「ペチカ」、
「赤い鳥小鳥」、「待ちぼうけ」などなど。

私の個人的な思い入れが強い曲は、
何といっても「ゆりかごのうた」です。

生まれてはじめて買ってもらった絵本が、
歌集でした。

B5版の横長の本で、あまりカラフルではなく、
1ページ、または見開き1ページに歌1曲分の
歌詞とさし絵がありました。

中でも「ゆりかごのうた」が特にお気に入りで、
毎日本をながめながら歌っていました。

いつしか表紙がとれ、裏表紙もとれ、
ボロボロよれよれになっていきました。

いつ、どのような形で処分したのかは、
残念なことに、まったく記憶がありません。

それでも、今もハッキリ覚えています。
本に描かれていたさし絵や、紙の質感を。


■11月2日の誕生果

   王林 (おうりん)
     実行力

 ・和名 : オウリン
 ・分類 : バラ科、 リンゴ属
 ・原産地 : 日本


王林。
「王林」はリンゴの王様。

ゴールデン・デリシャスと印度を交雑・育成された品種。

福島県伊達郡桑折町の大槻只之助(おおつきただのすけ)氏は、
1931(昭和6)年からリンゴの品種改良に取り組んでいました。

1943(昭和18)年にようやく結実。
その中から選抜を行い、接ぎ木で増殖し、栽培を続けた結果、
すばらしく美味しいリンゴができました。

周囲の人々は、「ナシリンゴ」とか「ソバカス美人」
と呼んで賞味していたそうです。

あまりの美味しさに、伊達農協の大森常重組合長が
1952(昭和27)年に「林檎の中の王様」という意味で
「王林」と命名したのだとか。

果皮は、鈍い緑黄色で、果皮表面には果点がたくさんあります。
果点とは、果実表面のボツボツとした点で、
ちょうど人間の顔のソバカスのような感じです。

果肉は緻密で多汁。
酸味が少なく甘みの強いリンゴ。
保存性が高さはバツグンです。

成熟期は11月上旬。
これからが旬ですね。

サッパリ&簡単な「水菜とリンゴのサラダ」には、
この王林が相性ピッタリです。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■11月2日の誕生色 : 子鹿色
■11月2日の誕生花 : ルピナス、他

テンプレートの編集 (85)

2008年11月02日 | テンプレート
 
11月になりましたね。

11月の異称のひとつが、露隠葉月 です。
「つゆごもりのはづき」と読みます。

秋は、葉の上などに露がよく見られる季節です。
そして旧暦11月は、もう初冬。

冬の足音が聞こえるようになってくると、
露を見る機会も少なくなります。
なぜならば、水分は、凍って霜になるからです。

なぁ~るほど!
それで11月を「露隠葉月」と呼ぶのですね。

旧暦の頃の季節を、後ろから追いかけている現代。

東京地方では、これから本格的な紅葉になります。
露隠の季節までは、もう少し間がありますね。

現代では11月に入った頃に、
キラキラ輝く露が、よく目につくのかもしれません。

そして、こちらのテンプレートは、
もみじを中心に紅葉をイメージしてみました。