アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ふ じ

2008年11月03日 | 誕生果
11月というと、欧米では収穫祭なども多く、
ヌーヴォーワインも解禁になります。

フランスのボジョレー・ヌーヴォーは、11月第3木曜日解禁。
イタリアのノヴェッロは、11月6日解禁。

そして、山梨ヌーヴォーは、きょう11月3日解禁です!

山梨ヌーボーとされるのは、
日本固有の甲州種とマスカット・ベリーAの
2品種から作られたワインに限られるそうです。

日本で採れたブドウから作られた、日本のワイン。

山梨県内には約80のワイナリーがあります。
これまでヌーヴォー販売開始日は、各社それぞれでした。

それを、県内全体で統一したのですね。

東京の日比谷公園と、大阪富士屋ホテルで、
県ワイン酒造組合などの主催により
「700円飲み放題」でお披露目されたとか。

ちょっとしたワイン売場では、ここ何年かで、
ヨーロッパのワインや、南米、オーストラリアに加え、
国産のワインも数多く並ぶようになってきました。

お気に入りのワインが増えると、嬉しいかも♪


■11月3日の誕生果

   ふじ
     相思相愛

 ・和名 : フジ
 ・分類 : バラ科、 リンゴ属
 ・原産地 : 日本


ふじ。
フジヤマニッポンのリンゴ。

1939(昭和14)年に、
国光(こっこう)とデリシャスを交雑・育成した品種。

1941(昭和16)年に太平洋戦争が始まったため、
研究の継続は困難を極めました。

戦争が終わり、研究も再開された結果、
1958(昭和33)年に、まず「東北7号」として
園芸学会春季学会において発表されたのだそうです。

その後も研究が続けられ、1962(昭和37)年に、
「ふじ(農林1号)」として農林登録されました。

それから30余年経ち、平成になった頃、ふじは、
日本のリンゴ生産量の半分以上を占めるようになったとか。

日本だけに留まらず、世界各地のリンゴ生産地にも普及し、
世界にも、その名を知らしめるようになりました。

特に、中国や韓国、ブラジルなど。
現地でのリンゴ生産量の50%前後を、
ふじが占めているらしい。

果皮は、紅色のシマ状に着色。
果肉は、かたくパリパリとした歯触り。
酸味が少なく、糖度が高く、多汁。

収穫期は、生産地にもよりますが、
10月中旬から11月下旬頃まで。
晩生種です。

日持ち性は、バツグン!
貯蔵方法によっては、翌年夏頃まで店頭に並びます。 

日本人は、世界の中ではやや小柄な方ですが、
ふじは、世界のリンゴの中では大きい方です。

いかにも日本らしい「ふじ」と名付けられたリンゴが、
世界進出して、各地で根付いているという事実には、
ちょっぴりワクワクしたくなります。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■11月3日の誕生色 : 黒 茶
■11月3日の誕生花 : キク (黄)、他