くもり空の下。木々が暗く撮れてしまいました。。(汗)
「ポニョ」のテーマソングを口ずさんでいたら・・・
あれれ?
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途中から、違う曲になったような?
これって?
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あぁ、そうだ!
シューマンの「楽しい農夫」だわ。
【 追 記 】
シューマンの「楽しい農夫」が気になる方は
コチラ からどうぞ♪
(クリックすると、すぐ音が出ます。)
■11月11日の誕生果
陸奥 (むつ)
豊かさ
・英名 : King of apples, Crispin
・和名 : ムツ
・分類 : バラ科、 リンゴ属
・原産地 : 日本
陸奥。
同じ種類の中に、赤い果実と、青い果実があるリンゴ。
1930(昭和5)年。
青森県苹果試験場(後の「りんご試験場」)で、
ゴールデン・デリシャスに印度リンゴを交配。
その種子が育ち、結実したのが、陸奥リンゴです。
1948(昭和23)年、園芸学会で
名前を「陸奥」と発表しました。
とても大きなリンゴで、
時には1キロを越えるものもあるとか。
果肉は黄白色で、果汁が多く、よい香りがします。
病気に強く、長期保存にも適しているという、嬉しいリンゴ。
ところで、この陸奥というリンゴ。
赤くて大きなリンゴというイメージがありますが、
果皮が黄緑色の陸奥もあるんです。
違いは、育てる過程における袋の有無で、
・有袋 = 赤いリンゴ
・無袋 = 青いリンゴ
になります。
リンゴの赤い色は、紅葉の色素と類似しているのだそうです。
低温と強い光があると、色が赤くなるのですね。
(収穫間近に袋を外して、たっぷりと日光を浴びさせます。)
反対に、暖かくて明るいと、若い無色の色素体には、
葉緑素(青緑色)とカロテン(黄色)という色素が作られます。
これらの色素は水に溶けません。
そして、葉緑素とカロテンで、葉緑体が形成されます。
ですから、ずっと袋をかけることなく、
十分に光を当てて葉緑体をよく発達させると、
緑色の サン陸奥 が育つのです。
さらには、光を透過しない袋をかぶせて樹上で成熟させる
白い果皮のリンゴがあります。
シルバー陸奥 といいます。
陸奥、サン陸奥、シルバー陸奥など、
同じ品種でも、色の違う果実を生産することができるのですね。
さて、かつてのイギリスで行われた品評会でのこと。
陸奥は「リンゴの王様」と呼ばれたとか。
イギリスでは 「クリスピン Crispin」と呼ばれている陸奥。
黄緑色の果皮の陸奥です。
crispin (クリスピン)は crisp (クリスプ)の派生語です。
(クリスプは、カリカリした、とか、パリパリの、という意味)
パリパリとした食感が、そのまま名前になったのですね。
陸奥。
日本では有袋の赤いリンゴで、
ヨーロッパでは無袋の青いリンゴが一般的。
育つ環境に適応して、自分の良さを存分に発揮する陸奥は、
とても柔軟で素直なのかもしれません。
誕生果とくだもの言葉 出典:
日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
(参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)
■11月11日の誕生色 : ペールクリーム
■11月11日の誕生花 : カラスウリ、他