アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

市田柿

2008年11月27日 | 誕生果
百貨店の食器売場へ行くと、素敵な食器がたくさんで、
あれも、これも、欲しくなります。

同じ料理でも、こんな器に盛りつけたら・・・。
そんな想像をすると、ワクワクしちゃいます。

でも、わが家の食器戸棚を考えると、
収納場所がキツイ。

なので、美しい食器類は、いつも見るだけ…。

でもでも、箸置きだけは別です。

気に入ったものは全部・・・・・は、買いませんが、
明らかに目新しくて、リーズナブルであれば、検討します。

「どの箸置きにしようかな?」

食卓のセッティングする際、
チラッと考える時間が楽しくて。


■11月27日の誕生果

   市田柿 (いちだがき)
     有能、信頼

 ・和名 : イチダガキ
 ・分類 : (カキノキ科、 カキノキ属)
 ・原産地 : 日本


市田柿。
焼き柿が、並んで干され、市田柿。

市田柿には、とても古い歴史があり、
来歴についても、いくつかの説があります。

主産地は伊那谷(いなだに)。
つまり、長野県下伊那郡高森町市田です。

ここには、古くから「焼き柿」があります。
柿を囲炉裏で焼いて食べていたそうです。

それが、伊那谷の天竜川沿岸を中心に広まったとか。

焼いて食べていた柿が、次第に干し柿となり、
市場にも出回るようになりました。

原産地が市田という地名であることから、
「市田柿」と呼ばれるようになったのですね。

秋が深まる10月下旬頃、柿の収穫が始まります。
柿の皮をむき、ハウスや軒先につるして乾燥します。

ある程度水分が抜けた柿を、
室内のムシロに並べて乾燥させます。
その後さらに、天日に当てて乾燥させます。

水分が抜けた柿を落ち着かせて、できあがり。

干し柿の表面には白い粉がついています。
この白い粉はカビなどではなく、
干し柿の表面からにじみ出た糖分なのです。

白い粉がキレイについた干し柿ほど、
甘みもたっぷり。

軒先につるされた乾燥風景は「柿すだれ」と呼ばれ、
伊那谷の秋の風物詩のひとつです

そして、飴色に仕上がった市田柿は、お茶の間の
暮れからお正月にかけての風物詩になるのですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■11月27日の誕生色 : 膚 色
■11月27日の誕生花 : ヌルデ、他