独身の頃、このタイトルの曲を歌ったデヴィッド・ボウイが好きで、
主演した「地球に落ちてきた男」というタイトルの映画を、遠くまで
新幹線に乗り観に行った記憶がある。
でも以前書いたように、結婚して生まれた最初の子供が入院してから
人生観が変わってしまったのか、それまで自分と正反対な故に惹かれた
退廃的なものや、クールさ、不良っぽさという類のものが
急に色褪せて見えるようになった。
その頃まで好きだったハードロックやプログレ系のロック、ヘヴィメタ以前の
ボウイに代表されるグラムロック、そしてハシリだったラモーンズに代表される
パンクなどの洋楽の趣味も。
コンサートも、結婚直前に来日したキッスやエアロスミスはもちろん、
それよりずっと前のクイーンも、初来日公演は殆ど観た。
でも子供が生まれて後には、もちろん行くことも難しかったが
好きだったD・ボウイ率いるティン・マシーンが来るよと言われても
何の魅力も感じなくて、行けないことを残念に思わずに済んだ。
このタイトル曲を後にカバーして自殺したカート・コバーンなど
洋楽はそれ以後もずっと聴いていたけど、過激なT・レックスの歌詞なども
気になるようになり、単に音として聴くだけになった。
多分あの時、あの、息子と過ごした短いけれど人の命と向き合った日々が
私を本当の意味で大人にしたのだろうと、今思う。
それから様々なことがあり、10年以上の歳月が流れ、
未来に絶望し始めていた私に、突然訪れた一人の人との出会い。
その人は、有名なアーティストで、もちろん直接会ったワケではなく、
本当に一方的な出会いなのだけれど、これ程に私の人生に
影響を与え、自分の理想どおりの尊敬できる生き方をしている人と
30過ぎて出会えるなんて、それまで想像もしなかった事だった。
それ以後今まで、20年の間ずっと私はその人に夢中である(笑)
その人の存在がなかったら、今頃私はどうやって生きていただろう?
こうやってネットもやってないかもしれないし、
その人によって繋がった友人たちとも出会えていなかったはずだ。
彼の仕事は音楽だけれど、人知れず様々な分野で
動物や貧しさに苦しむ人々を助けている。
行動と信念が珍しく一致した人だから、20年観ていても
飽きず好きなのだろう。
寡黙なその人の言葉を、今日海外で見つけた。いかにも彼らしい
信念に満ちた言葉であり、胸に沁みる。
「嫌悪に満ちた世界にあっても、私たちはまだ望む勇気がなければなりません。
怒りにまみれた世界にこそ、心穏やかでいられるよう試みなければなりません。
絶望だらけの世界でも、私たちはまだ夢見る勇気がなければなりません。
また、不信に満ちた世界でさえ、私たちは信じる勇気を持たなければなりません。」
この人は私の「世界を救った男」なのかもしれない。
主演した「地球に落ちてきた男」というタイトルの映画を、遠くまで
新幹線に乗り観に行った記憶がある。
でも以前書いたように、結婚して生まれた最初の子供が入院してから
人生観が変わってしまったのか、それまで自分と正反対な故に惹かれた
退廃的なものや、クールさ、不良っぽさという類のものが
急に色褪せて見えるようになった。
その頃まで好きだったハードロックやプログレ系のロック、ヘヴィメタ以前の
ボウイに代表されるグラムロック、そしてハシリだったラモーンズに代表される
パンクなどの洋楽の趣味も。
コンサートも、結婚直前に来日したキッスやエアロスミスはもちろん、
それよりずっと前のクイーンも、初来日公演は殆ど観た。
でも子供が生まれて後には、もちろん行くことも難しかったが
好きだったD・ボウイ率いるティン・マシーンが来るよと言われても
何の魅力も感じなくて、行けないことを残念に思わずに済んだ。
このタイトル曲を後にカバーして自殺したカート・コバーンなど
洋楽はそれ以後もずっと聴いていたけど、過激なT・レックスの歌詞なども
気になるようになり、単に音として聴くだけになった。
多分あの時、あの、息子と過ごした短いけれど人の命と向き合った日々が
私を本当の意味で大人にしたのだろうと、今思う。
それから様々なことがあり、10年以上の歳月が流れ、
未来に絶望し始めていた私に、突然訪れた一人の人との出会い。
その人は、有名なアーティストで、もちろん直接会ったワケではなく、
本当に一方的な出会いなのだけれど、これ程に私の人生に
影響を与え、自分の理想どおりの尊敬できる生き方をしている人と
30過ぎて出会えるなんて、それまで想像もしなかった事だった。
それ以後今まで、20年の間ずっと私はその人に夢中である(笑)
その人の存在がなかったら、今頃私はどうやって生きていただろう?
こうやってネットもやってないかもしれないし、
その人によって繋がった友人たちとも出会えていなかったはずだ。
彼の仕事は音楽だけれど、人知れず様々な分野で
動物や貧しさに苦しむ人々を助けている。
行動と信念が珍しく一致した人だから、20年観ていても
飽きず好きなのだろう。
寡黙なその人の言葉を、今日海外で見つけた。いかにも彼らしい
信念に満ちた言葉であり、胸に沁みる。
「嫌悪に満ちた世界にあっても、私たちはまだ望む勇気がなければなりません。
怒りにまみれた世界にこそ、心穏やかでいられるよう試みなければなりません。
絶望だらけの世界でも、私たちはまだ夢見る勇気がなければなりません。
また、不信に満ちた世界でさえ、私たちは信じる勇気を持たなければなりません。」
この人は私の「世界を救った男」なのかもしれない。