森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

もうすぐ3週間経つのですね

2009-07-15 | マイケル・ジャクソン

(このところ、マイケルという名を出して大勢の人が
ブログを書いているようなので、検索に引っかかる事も
少ないのではと、油断してます)

マイケルの死の報道直後から、昔のマイケル友達(彼からは既に
離れた人)より電話が入り始めている。
ある人は泣きながら、ある人は「あなたの気持ちを思うと
すぐには電話できなくて」と言ってくれた。

これまでマイケルについてあまり話したことがなかったはずの姉も、
何度も電話をかけてくる。
追悼式以来泣きすぎて瞼の腫れが引かず、10歳も老けて見える
らしい私を、心配してくれているのだ。
      
私同様に、ファンの一人一人が、まるで身内を失ったかのように、
かけがえのない大切な人の死を受け止められずに、この数週間、
戸惑い彷徨ったと思う。

これが世界中のあちこちで起こっている現象だと、ファンじゃ
ない人は信じないと思うけど、本当なのだ。
昨日は最も親しい仲間の家にも、スリランカに嫁いだファンから
泣きながらの電話があったそうだ。  前の日記に書いた、当時
16歳だった彼女だが、今は30代で子供も居る。

そして、暫く事情があって連絡がとれなかったもうひとりの
大切な友人からも、昨日電話をもらった。
連絡が途絶えても、私たちが一番に分かち合いたいと思った相手
からの電話。
奇しくも2年ぶりのそれが、「マイケルの死」だったことが悔や
まれる。

その友人のアドレスを、母娘でファンだった昔のファン仲間の娘さんが
知りたいらしく、教えて欲しいと母親の方から私に電話があったり・・。
様々な場所で、分かち合いたい思いが、途切れたつながりを無意識
に探り、手繰り寄せようとしている。
これが、世界中にループし、一つの輪のように繋がっていくような
気さえしてくる。


わだかまりや誤解は、全て彼の死によって流され、消え去り、
残るのは彼から受け取った喜びの数々。
思えば、これがマイケルの遺してくれた最も尊い贈り物なのだ。
私たちが、国や年齢や立場を超えて愛し合い、互いを思いやること。
マイケルのメッセージの全ては、そこに行き着くと、今実感している。

マイケルとは、それぞれにとって物理的には遠くても
なぜか誰より近くに感じられる、不思議な存在なのだ。
彼の、様々な人への優しさ慈しみは、それぞれの心に沁み込み
行き渡り、永遠に受け継がれていくと思う。

綺麗事に聞こえるかもしれないけど、不思議なことに同じ様な
表現をして、意外な人々が、心からの哀悼の思いを捧げている。
その多くが、思わず「天使」という言葉を使ってしまうほど、
マイケルという人は、特別な人として慕われていた。




特に私の場合、音楽という媒体を用いて表現されると、殊のほか
琴線に触れてしまうので、堪えきれなくなる・・(涙)

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