森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

「ソーシャル・ネットワーク」

2011-01-18 | 映画ドラマ
いつもなら、映画は水曜のレディスデイにしか行かないけど(笑)
先に観に行った娘から、「スゴク面白いよ」と聴いていたし、
映画館のメンバーズカードのポイントが貯まっていたので、
昨日月曜に無料で観てきた。

テンポの速さを、あちこちのレビューでも知っていたので、
「お母さんでも大丈夫そう?」と娘に尋ねると、「多分」と返してきた(笑)
で、大丈夫どころか、充分私にも楽しめたのだ。

その手の用語でまくし立てられるのは、解らない事を質問したときの
プログラマやSEといった職業の甥っ子や息子の返答で、全てを理解できずとも
慣らされていたからか(笑)

ジャスティン(ティンバーレイク)が、ちょっとアブナイ「ナップ・スター」の
創始者役を巧くこなしていたし、音楽も場面に応じての使い方が、私好みだった。
エンドロールのビートルズ「BABY YOU RE A RICH MAN」も、意外だったけど
ストーリーの余韻を味わうには合ってたかな。




そのストーリー。
友人もこれから観に行くらしいので、感想だけ少し。
ビジネスの面では、若い才能を羽ばたかせるためには「資本」が必要だけど
それを利用し、益を得ようとする資本家たちの思惑とのズレで、大抵の場合
「苦味」を味わう結果に終わるのは若い才能の方だと思う。

彼らがそれに屈して、次第に取り込まれていくパターンは、よくあるケースだ。
主人公の「ザッカーバーグ」は屈したわけでも取り込まれたわけでもなさそう
だが、相手を思いやることができない性格ゆえに、確実に大切なものを失った
ということだけは分かっていた。

弁護士?女性がラストで、彼が冒頭で交際相手から罵られた言葉を
否定してくれていることからわかる。
その「asshole」という汚い単語。字幕に集中していたせいなのか、私は
娘から言われるまで全く聴いていなかったけど;

主人公が、実際に映画と同じような「アスペルガー」的性格なのだとしたら、
それは心と言うよりも脳の問題なので批判できないが、もしかして
(或いは自分の息子たちと重ね合わせてみても)この職業にある人たちの
内側で、気付かぬうちに形成されてしまう、特徴的な人格なのかもしれない
とも思えてきた・。

娘から借りて読んだビジネス書《自分の小さな「箱」から脱出する方法》に書かれた、
「箱に入っている」状態と言えるセリフが何度も出てきて、なるほど・・と思わされた。
本によると、気付かぬうちに人の感情というものを無視したり、人を物と同じように
見てしまうことを、「箱に入る」状態と、表現されていた。

ビジネスもプライベートも、詰まる所、人の心のあり方が問題なのだ。
それに気付けば、企業も人ももっと気持ちよくいられるのかも。
コメント