森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

竹田圭吾さんに観た「人の品格」

2021-03-22 | 番組
今月で終了する「とくダネ」で、亡くなるまで番組でコメンテーターとして出演されていた
「竹田圭吾さん」を特集すると聴き、録画予約していた。「温故知新」ならぬ「温故知人」
というコーナーの一日限りの復活の中だったが、長い時間を割いてくれていた。

(とくダネに感謝したいと思ったのは、竹田さんを最後まで見せてくれたことと、この回
くらいかな)録画したそのコーナーを観て、やはり涙したのは言うまでもなく。

このブログでも「竹田圭吾」で検索するとこの日記以外で23件、「竹田さん」というワード
で更に検索すると、まだまだ出てくるほど、私は彼のコメントが好きだった。そして、亡く
なった後にその人柄を思わせる数々のエピソードを知るにつけ、彼自身のことも好きだった
んだなぁと、改めて思った。

姉の一人と二女もファンで、我が家では竹田さんのコメントで盛り上がることが多く、娘は
ツイッターもフォローしていた。「今日の圭吾、可笑しかったねぇ」と親しみを込めて圭吾
呼ばわり(笑)し、竹田さんが北九州に来られた時には三人で中継を見に行ったほど。照れ
くさそうに一緒に写真にも収まってくれた。

彼の出演されたいくつかのローカル番組の映像は、今でも残している。見るといつも同じと
ころで笑ったり、頷いたり。他にも「CUBE」や「ミスターサンデー」などで関わった他の
方々が語る彼の人物像に涙したり。それぞれが番組の中で涙しながらしみじみと語ることに
は、彼の朴訥とした語りとマッチした人間味あふれる姿が浮かび上がる。今朝の番組でも、
奥様が語られた彼の仕事に向かう姿勢や、家族を愛したその生き方に心打たれた。

愛する人を51歳という若さで失われた奥様は、さぞ無念でありお寂しい事かと思うけれど、
でも素敵なパートナーとの思い出が、きっと沢山おありだろうと思う。それは幸せなことで
あり、羨ましいとさえ思える。

ゲストの佐々木恭子さんが、「ホントに軸のブレない方だった。ホントに筋の通って芯の通
って、そして『品がある』ってずっと思ってました」と力を込めて語っていた。そういえば
亡くなった直後の放送で、当時の女性キャスターだった菊川怜さんが、号泣しながら竹田さ
んに励まされたエピソードを語ったことも鮮明に覚えている。 この二人以外にも中江有里
さんは、特に彼と同じ日の出演が多く、思い出を涙ながらに語られていたのが印象的だった。

実は福岡の放送でも、知的な印象の女性キャスターが竹田氏の死後の番組で竹田さんの素敵
な飾らないが紳士的だったエピソードを涙で語られていたことも。これほど知性ある女性た
ちから支持された中年紳士がいただろうか。(もちろん男性キャスターからも、それ以上の
心通わせた思い出が語られ、宮根さん、そして小倉氏に至るまで人望の厚い人であったこと
がうかがえたけれど)

このブログでも、彼の語ったことを度々取り上げさせていただいたり、またその都度、男女
問わず彼の人柄を見抜いておられる方々がたくさんのコメントを寄せてくださり、恐らくも
っともっと大勢の彼のファンがおられたと思う。 確かに彼の言葉には「力と品性」があっ
たと感じる。
竹田さん、何年経ってもあなたのような人はテレビの中には見つからない。本当に寂しい。
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