今朝拝読した、病気のペットの最期を迎える心構えについて書かれたこちらの記事では、冒
頭から、ペットを亡くした飼い主にとって言葉にし難い「けして理想的ではない死」につい
て、専門家の言葉で率直に語られていて、福太郎の介護に向き合うためにも心に留めておき
たいと感じた。本当は多くの命が「苦しみ」の中で亡くなるのだと、これを読んで逆に心構
えができるような。
こちらでは、小太郎の病気が判ってから亡くなるまでの短かい闘病生活を記録したけれど、
「死の瞬間」については詳しく書けずにいた。
一緒に看取った娘とその時のことをたまに話すことがあるけど、それはよく話に聞くよう
な「飼い主の腕の中で安らかに」亡くなったなどというのとは真逆の、実に「残酷」で「無
残」な瞬間であり、その部分については「苦しんだ」というくらいしか、これまで人に話せ
なかった。
最後のその日、朝からお腹で荒い呼吸をしていることから「もうダメかもしれませんが、連
れて行った方がいいですか?」と病院に尋ねると、「出来る限りの処置をして少しでも楽に
して上げましょう」と常在の獣医さんに言われ、連れて行った私。
セカンドオピニオンを受けたその病院は、設備の良さを誇り手術なども上手だし、常在して
いない循環器専門の女性獣医さんが素晴らしかった。が、男性獣医さんが心臓の水を抜いた
り摘便したりで、更に呼吸が荒くなったように見え、小太郎にとっては追い打ちをかけるよ
うな辛さを与えることになってしまった。「後悔したくない」という私のエゴだったのでは
ないかと、今でも苦しい。
小太郎はその日帰宅するなり、人の手の届かない場所に潜り込み七転八倒の苦しみの挙句、
目を見開き叫ぶように口を開けて亡くなった。まるで般若のような顔で。

不謹慎かもしれないけど、この『般若顔』の話で、時々ふたりで泣き笑いになることもあ
る;二人で亡骸の口を一生懸命閉じてみたけど、薄っすら開いたまま、それ以上は閉まら
なかった;「死んでも笑わせてくれるよね」なんて話したけれど、本当は不憫で、可哀想
でならなかった。
だからその記憶を払拭するために、私は可愛い写真でアルバムを作りたかったのだと思う。
このことで、飼い主の心のケアにも長けた女性獣医さんには大変感謝するものの、男性獣医
さんにはある種のトラウマを抱くことになってしまい、今回は小太郎の時の二つの病院とは
違う病院を悩み抜いた末に選んだ。こちらもやはり遠いが、動けない時は往診もしてくれる
というし、以前何度かお世話になった時に、設備だけではなく評判通り動物にとても優しい
ことが判っていたから。
先日、たまたま目にした有吉クンの番組で、口を開けたままのエジプトのミイラが公開さ
れていた。専門家の説明によると、心臓発作などで苦しみながら亡くなった人のミイラら
しい。確かに、小太郎も最後は心臓の発作だった。苦しかったね・・;;
さて、今日はまた朝からせっかく食べたものを全部戻し、薬を飲んだ後、ベッドの下に潜
り込み、以後全く食事しない。昨日は以前と変わらないくらい食欲があったのに。
一喜一憂しないと決めても、土台無理な話。こんな日々も後から愛おしいと思うのだろう
か・・・。 鋼(はがね)のような体と心が欲しい。

頭から、ペットを亡くした飼い主にとって言葉にし難い「けして理想的ではない死」につい
て、専門家の言葉で率直に語られていて、福太郎の介護に向き合うためにも心に留めておき
たいと感じた。本当は多くの命が「苦しみ」の中で亡くなるのだと、これを読んで逆に心構
えができるような。
こちらでは、小太郎の病気が判ってから亡くなるまでの短かい闘病生活を記録したけれど、
「死の瞬間」については詳しく書けずにいた。
一緒に看取った娘とその時のことをたまに話すことがあるけど、それはよく話に聞くよう
な「飼い主の腕の中で安らかに」亡くなったなどというのとは真逆の、実に「残酷」で「無
残」な瞬間であり、その部分については「苦しんだ」というくらいしか、これまで人に話せ
なかった。
最後のその日、朝からお腹で荒い呼吸をしていることから「もうダメかもしれませんが、連
れて行った方がいいですか?」と病院に尋ねると、「出来る限りの処置をして少しでも楽に
して上げましょう」と常在の獣医さんに言われ、連れて行った私。
セカンドオピニオンを受けたその病院は、設備の良さを誇り手術なども上手だし、常在して
いない循環器専門の女性獣医さんが素晴らしかった。が、男性獣医さんが心臓の水を抜いた
り摘便したりで、更に呼吸が荒くなったように見え、小太郎にとっては追い打ちをかけるよ
うな辛さを与えることになってしまった。「後悔したくない」という私のエゴだったのでは
ないかと、今でも苦しい。
小太郎はその日帰宅するなり、人の手の届かない場所に潜り込み七転八倒の苦しみの挙句、
目を見開き叫ぶように口を開けて亡くなった。まるで般若のような顔で。

不謹慎かもしれないけど、この『般若顔』の話で、時々ふたりで泣き笑いになることもあ
る;二人で亡骸の口を一生懸命閉じてみたけど、薄っすら開いたまま、それ以上は閉まら
なかった;「死んでも笑わせてくれるよね」なんて話したけれど、本当は不憫で、可哀想
でならなかった。
だからその記憶を払拭するために、私は可愛い写真でアルバムを作りたかったのだと思う。
このことで、飼い主の心のケアにも長けた女性獣医さんには大変感謝するものの、男性獣医
さんにはある種のトラウマを抱くことになってしまい、今回は小太郎の時の二つの病院とは
違う病院を悩み抜いた末に選んだ。こちらもやはり遠いが、動けない時は往診もしてくれる
というし、以前何度かお世話になった時に、設備だけではなく評判通り動物にとても優しい
ことが判っていたから。
先日、たまたま目にした有吉クンの番組で、口を開けたままのエジプトのミイラが公開さ
れていた。専門家の説明によると、心臓発作などで苦しみながら亡くなった人のミイラら
しい。確かに、小太郎も最後は心臓の発作だった。苦しかったね・・;;
さて、今日はまた朝からせっかく食べたものを全部戻し、薬を飲んだ後、ベッドの下に潜
り込み、以後全く食事しない。昨日は以前と変わらないくらい食欲があったのに。
一喜一憂しないと決めても、土台無理な話。こんな日々も後から愛おしいと思うのだろう
か・・・。 鋼(はがね)のような体と心が欲しい。

