昨夜、たまたま「ETV特集 子と親の“むぎのこ村”」という番組の後半を観た。
とても参考になったので、時間があればNHKプラスなどで最初から観たいと思った。
書籍も出版されているという↑
「発達障害」と診断された子供たちは私の身近にも少なからずいるので、周囲の無理解など
や、親自身も子と向き合う中で日々葛藤のさ中にいて、身も心も疲れ果てていることは理解
しているつもりだった。けれど、現実はもっともっと生きづらいのだと思う。
それだけに、(ただの箱ではなく)このような場所が、日本中に増えることこそ急務なので
はと、強く思う☆
**********以下、「虎に翼」ネタバレありです*******
金曜日の「虎に翼」は、「花岡が餓死」という、衝撃の終わり方でしたね。
寅子が穂高教授から「君を法の道に引きずり込んで不幸にした」と謝罪されたことで、逆に
「私は好きでここに来たんです!」と寅子自身が再認識した直後のことでした。
私、寅子のこんなところ好きです(笑)桂場(松山ケンイチ)もそうだったのかもしれませ
んね。戸惑う穂高教授にニヤリと笑みを浮かべ、『ある意味背中を押してやれたんじゃないで
すかね』と言いましたから。これが、寅子が猛烈に奮起し、家制度が変わることに反対する
神保氏と議論を交わすきっかけにもなりました。
一部を改正された民法を多くの人に知ってもらうために、寅子は母のはると花江に写しを見せ
意見を訊きました。その時の母の「そうねぇ強いて言えばカタカナばかりで読みにくいわねぇ」
花江も「ですよね~なんでこう私たちに解からせまいとする書き方をするのかしら」眉間に皺
寄せながらの二人の会話で、寅子は「口語体での表記」を思いつくのでした。
この部分、私も日頃から思うところ大いにありでした!
今の時代でも、日常的に目にする「規約」とか「契約」とか、「約款」なんて類の文章って、ど
うしていちいち難しい言葉を使っているのかと。これって、わざと解りにくくしているの
ではと思いませんかw 花江の言う通り、解らせまいとしている気がしてなりません。
話が餓死した花岡氏に戻りますが、モデルとされた山口良忠さんという実在の判事さんがおら
れたことを、この後初めて知りました。
戦後すぐのあの時代、配給以外のものをヤミで手に入れることを禁ずる「悪法」であったとし
ても、彼自身は立場上それを頑なに守ろうと努めた高潔で純粋な人物だったことは理解できる。
でもなんと哀しく痛ましい‥。
戦争に向かう時代には、多くの家族にそれぞれ哀しい別れがあったこと、
戦後の食糧難では、桂場のような要職にある人物でも、好きな団子や甘味が手に入らず、
干し芋のようなものを大事そうに包みを広げて齧っている描写を観て、私たちは想像の限りを
尽くして、戦争の悲惨さを知らなければならないと思う。
しかし今回、桂場の仕事場に久藤(沢村一樹)がやってきて、明らかに配給にはないはずの
ウイスキーのようなものとクラッカーやジャムを持ち込み、酌み交わすシーンがあった。
桂場の「お代わり」の催促に酒をグラスに注ごうとした久藤に対して、「ジャムの方だ!!」
と例の憮然とした顔で言い放つ桂場。花岡とは正反対に見える二人だが、皮肉にも彼らが人
間らしくて可笑しく。
さぁ、この先どうなるのかな。楽しみ☆
とても参考になったので、時間があればNHKプラスなどで最初から観たいと思った。
書籍も出版されているという↑
「発達障害」と診断された子供たちは私の身近にも少なからずいるので、周囲の無理解など
や、親自身も子と向き合う中で日々葛藤のさ中にいて、身も心も疲れ果てていることは理解
しているつもりだった。けれど、現実はもっともっと生きづらいのだと思う。
それだけに、(ただの箱ではなく)このような場所が、日本中に増えることこそ急務なので
はと、強く思う☆
**********以下、「虎に翼」ネタバレありです*******
金曜日の「虎に翼」は、「花岡が餓死」という、衝撃の終わり方でしたね。
寅子が穂高教授から「君を法の道に引きずり込んで不幸にした」と謝罪されたことで、逆に
「私は好きでここに来たんです!」と寅子自身が再認識した直後のことでした。
私、寅子のこんなところ好きです(笑)桂場(松山ケンイチ)もそうだったのかもしれませ
んね。戸惑う穂高教授にニヤリと笑みを浮かべ、『ある意味背中を押してやれたんじゃないで
すかね』と言いましたから。これが、寅子が猛烈に奮起し、家制度が変わることに反対する
神保氏と議論を交わすきっかけにもなりました。
一部を改正された民法を多くの人に知ってもらうために、寅子は母のはると花江に写しを見せ
意見を訊きました。その時の母の「そうねぇ強いて言えばカタカナばかりで読みにくいわねぇ」
花江も「ですよね~なんでこう私たちに解からせまいとする書き方をするのかしら」眉間に皺
寄せながらの二人の会話で、寅子は「口語体での表記」を思いつくのでした。
この部分、私も日頃から思うところ大いにありでした!
今の時代でも、日常的に目にする「規約」とか「契約」とか、「約款」なんて類の文章って、ど
うしていちいち難しい言葉を使っているのかと。これって、わざと解りにくくしているの
ではと思いませんかw 花江の言う通り、解らせまいとしている気がしてなりません。
話が餓死した花岡氏に戻りますが、モデルとされた山口良忠さんという実在の判事さんがおら
れたことを、この後初めて知りました。
戦後すぐのあの時代、配給以外のものをヤミで手に入れることを禁ずる「悪法」であったとし
ても、彼自身は立場上それを頑なに守ろうと努めた高潔で純粋な人物だったことは理解できる。
でもなんと哀しく痛ましい‥。
戦争に向かう時代には、多くの家族にそれぞれ哀しい別れがあったこと、
戦後の食糧難では、桂場のような要職にある人物でも、好きな団子や甘味が手に入らず、
干し芋のようなものを大事そうに包みを広げて齧っている描写を観て、私たちは想像の限りを
尽くして、戦争の悲惨さを知らなければならないと思う。
しかし今回、桂場の仕事場に久藤(沢村一樹)がやってきて、明らかに配給にはないはずの
ウイスキーのようなものとクラッカーやジャムを持ち込み、酌み交わすシーンがあった。
桂場の「お代わり」の催促に酒をグラスに注ごうとした久藤に対して、「ジャムの方だ!!」
と例の憮然とした顔で言い放つ桂場。花岡とは正反対に見える二人だが、皮肉にも彼らが人
間らしくて可笑しく。
さぁ、この先どうなるのかな。楽しみ☆
私が幼児の頃は、上映前の外食目当てにw
両親にくっついて度々映画を観に行きましたが、
当時でもまだ途中に挟まれるニュース映像は白黒でした。
映像には縦線のようなものがちらちらと入り、
とても観にくかったことだけは覚えていますが、そういった映像はもうなかったですね・・。
寅子の時代は、あらゆる分野でGHQがかなり圧力をかけていたことも
戦争前後を描いた本やドキュメンタリー、史実に基づいた映画などで知りました。
両親からは「国の言うことを黙って受け入れてはいけない」ということを、教え込まれた気がします。
上映に先駆け「只今よりCIAの映画を上映します」
この挨拶だけは、鮮明に残っています・・・
大人にとっては、大変な激動の時代だと思います