森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

厭世観

2024-11-19 | 思い・つれづれ
こちらで私がずっと変わらず言い続けているのは、「メディアの偏向報道」についての
個人的な恨みつらみ 思いで、こちらもその一つでした。
マイケルジャクソン裁判に絡めて知った、あらゆるメディアの報道姿勢は、良くも悪くも
私の人生観さえも一変させました。

日本でも、当時の海外の無責任なタブロイド記事をそのままとりあげて面白おかしく知っ
たかぶりするD・スペクター氏を筆頭に、「何でも許されるワイドショー」でした。
時には、まともな一流紙でさえ、ソースがロイター通信などとして、デマを取り上げました。

そのワイドショー的役割を、今は規制がないに等しいYoutubeやXなどのサイトが担って
います。もちろん、私も趣味のチャンネルを持っているし、全てがそうではないですが、多
くは収益を得ることを目的としているので、衝撃的で人を引き付けるモノでなければなりま
せん。タイトルが中身と全然違うなんて当たり前の「何でもあり」の場所になりました。

元々私は芸能ニュース等にあまり興味がないので、当時一番ひどかった某チャンネルの朝
の番組も、マイケル亡き今、見ることはありません。ですが今日何年ぶりかに録画する必
要があってチェックしたのですが、この番組でさえ、今は比較的慎重に言葉を選ぶように
なってはいるようでした。

活字中毒により、仕事の休憩時にも新聞を読んでしまっていた私は、それが理由で新聞を
取るのをやめましたが、仕事を辞めた今は、経済的にも助かっています(笑)ですが、情
報をネットだけに頼るのは嫌なので、前以上に色々な媒体で国内外のニュースを調べるよ
うになりました。そうしないと、偏向した考えに引きずられる気がしたからです。

ひとつ前の日記のコメント返しでも書きましたが、前府知事だった〇下氏が「ネットによ
って若者の力が選挙を動かした」という意味のコメントをしていました。「若者」と限定
するのは少し違うと思いました。現に、斎藤氏に投票した人の多くが中高年以上でした。

同年代の多くの人は、スマホを手にして初めてネット情報に触れています。なので、そこ
で多くの人が言っているから本当なのだと簡単に信じ込む。また、18歳くらいの選挙権を
得たばかりの人も、次々に(真偽不明の)情報を見ては拡散したと話していました。

つまり、スマホで初めてネットを利用した人たちは、情報の拡散に利用されやすいのかも
しれません。私の友人の1人もそうだったし、もう一人もその仕組みが理解できていると
は言えません。しかもこの年齢になると、たとえスマホでも文字を読むのは疲れるし、逆
に若い人達は新聞を読む習慣がなかったりで、真偽を確かめる他の手段をもたなくなった
のだと思います。

インターネット黎明期からネットを利用している人は、経験上、ネットリテラシーという
ものを、少なくとも心得ているので、簡単に信じ込んだり、拡散することはしません。
私も手探りでしたが30年以上のネット経験で、少なからずの失敗をしながらここまで来ま
した。  昔に比べれば、本当に怖い世界になったと思います。



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