想像したのよりずっと重い。
多分、評価も立場により随分変わるだろう。
結婚に限らず、人は「安定」と引き換えに、ときめきを忘れ
夢を追うことを諦める。
でもこの監督自身は、妻であるケイトに、子を持っても女優
としての道を捨てさせなかった。
うがった見方かもしれないけれど、私には監督の個人的な
ケイトへの「愛」の表現のような気がした。
もしかして彼女に永遠に付きまとうかもしれない「理想の
相手としてのディカプリオ」との生活を描くことで、人々に
情熱の成れの果てを見せ付けたかったとか?(笑)
「嫉妬」という感情は、浮気相手とかに限らず、相手が夢中
になるあらゆるものに向けられることがあるらしい。
対象が人だけではなく、モノであったり、出来事であったり、
状況であったり、相手だけが得られた感情だったり。
私の夫だった人には、飽きっぽく我儘な部分があった。
口癖が「何かいいことないかなー」だったのは、何をし
ても何を得ても、心の充足感を持てずにいたからではないか
と思う。
私が些細なことで喜べるのと逆に、いつも不満そうな
顔をしていた。私が妊娠中で身動きとれない時期などは
すこぶる機嫌が良いのだ(笑)
夫婦って究極の他人だから、分かり合うためにいっぱい
語り合ってさらけ出した方がいい部分と、本音を言っちゃ
いけない部分があると思う。
そういう意味で、私なら、分かり合おうとしたディカプリオの
ような旦那さんだったら続いてた(笑)
でも本当は、キャシー・ベイツの旦那さん役が、最後に黙って
やる行為こそが、夫婦長続きのコツだったりして(爆)
監督、一体ケイトと上手くいってるのかしらん。なーんてね。
そういえば・・ wildroseさんも観てたはず!と思い出してここに・・
シリアスも コメディも 比較的鑑賞後は楽しい気持ちになるのですが この作品に関してはやたら後味が悪くて、あっ。でも面白くなかった訳ではないのですが・・・
この何ともいえない倦怠感を分かち合いたくて。(笑) どうしてこう疲れたのかといえば 何となくうやむやにしてある意味やり過ごしている夫婦という形にナイフを向けられたような気持ちになったからなのかも。(笑)
私は 冒頭の二人の激しいバトルを観ただけで凄く凄く疲労してしまいました。役者ふたりにとっては ウキウキワクワクの見せ場シーンでワンテイクで撮ったらしいですが。ケイトとレオはやっぱり
特別な役者なんだと感じました。
そして・・監督。ケイトへの愛の表現とともに私には 憎しみと紙一重の感情も伝わったのですが・・(笑)
監督をはじめ スタッフの目線が エイプリル=英雄というスタンスでフランクは弱い男なんですよね・・ 初め二人にとっては自由に生きる事こそが最重要要素 それが生活とともに変わっていきます。私目線だと諦めない女だなーとは感心するんですけどね。
ラスト。映画ではフランクは子ども達を育ててゆきますが原作だと里子に出すそうです。結果的には救いのない状況で終わるんですね。お互いに愛は確かにあったのに合わないってのはありますね。
この疲労は 痛いところをぐりぐりされているみたいだからなのかも・・(笑)
いずれにしても忘れられない作品です。
こういうバトルこそありませんでしたが、現実に私も結婚に失敗したので、
やはりちょっと重かったですねぇ。
相手の気持ちを慮ることをしない夫の行動の延長腺上には、ギャンブル依存とDVまであり、
相手は自らのそれを、反省どころか肯定してはばからなかったので、
私の場合、結婚を継続するのは困難でしたが、
それさえ無かったらやはり、レオのように「我慢」したかもしれません。
なので私には、ケイトがやはり少し我儘に感じました。
>この疲労は 痛いところをぐりぐりされているみたいだからなのかも・
確かに(笑)。見て見ぬふりは、夫婦関係に於いては時に大事な要素なんですよね。
私、自分で記事を書いておきながら、
ラストのキャシー・ベイツの旦那さんが何をしたのか全く記憶がなくて(笑)調べて思い出しました。
恐らく、あれが「夫婦長続きのコツ」という
監督の皮肉だったのですね。
タイタニックで共演中、レオとケイトは「いっそ結婚しちゃおうか」と盛り上がったという話を
昔、レオのインタで知りました。この映画でも撮影中は本当に仲が良かったらしいですね。
「レボ・・」を観るより前に見た、ケイトの授賞式でのスピーチでも、
確か監督への感謝よりも先にレオに何度か「愛してる」って言ってましたね(笑)
いや~監督、本当にケイトと大丈夫なのか、本気で心配しました(笑)
wildroseさんがレオのカメレオン的表情について書かれていたので レオ中心に観ました。いやー・・二度びっくり。(笑)
とりあえず謝るレオ。ってのが すきですかね。
何か 思い出したくない事まで思い出させてしまってすみません。私も過去 ダメンズには(あっ決定事項ですみません。)ブンブン振り回されましたが(笑) 百歩譲って ギャンブルは許してもDVは許しません。自分の娘に彼氏が出来てもダメオは彼女の意思に任せるけどDVの時点で連れ帰ると決めてます。
wildroseさん。正解です。
フランクは 怒りで爆発しても車をたたいてましたよねー。(笑)
同じフィールドに夫婦がいるとしたら 生活は想像するだけで過酷だと思います。(余計なお世話だけど)特にケイトのような見るからに(見てないけど)ストイックな俳優は難しいだろー。(妄想)
キャシーベイツとその夫。そして息子。上手いですねー。キャシーを観るとどうしてもミザリーを思い出しちゃうんです。私にとって三本の指に入る怖さだったので・・・インセプションも観たんですよ。私的にはプロットだけでお腹いっぱいでしたが意外にもおもしろかったです。不安な時に拍車をかけて映画をみるという逃避型の私ですが(汗)お忙しいwildroseさんは最近 観られてますか?
いや、何故かじゃない!必然ですね!!
この映画は見ていませんが、お二人のコメントを拝見し、すご~~く勉強になりました。
「やっぱ、もう少し我慢してみっか。」って気になって来ましたよん。(おいっ!)
長門さんご夫婦、三谷さんご夫婦、最近色々考えさせられますねぇ。
喜怒哀楽のうち、怒怒哀哀を封印し、喜喜楽楽と生きて行きたいのに、ここ最近浮かぶのは「忍」の一字。
他人から見れば贅沢な悩みと知りつつも、人生って修行だなぁと痛感しています。
あ、最新記事の曲と動画、感動しました!(もちろん涙々)
色々な意味で、ありがとうございますぅ。
いや、森おばさん様の方は、充分活かされているからこその、今のご家庭があるのでは?
って、何故か私には確信のようなものがありますが☆
「ミザリー」のキャシー・ベイツは本当に怖かったですね!
そういえばキャシーは、タイタニックでも彼らと共演していましたね。巧い役者さんだと思います。
>不安な時に拍車をかけて映画をみる
そういうことって往々にしてありますよね。
現実逃避しなきゃやってられませんよね
私の方は町内の署名活動が功を奏し、一歩前進したので、
これからの忙しさにも「今だけのこと」だと前向きになれる状況なので、
そういう意味で気持ち的にはラクな筈。
だから今はあまり映画を観る事ができなくても、仕方ないです。
(細切れに寸断されるので、諦めてしまうってことも一因ですが;)
「ザ・ウォーカー」を借りた時も、返却日直前に慌てて最後まで観たので
ストーリーは予想通りでしたけど、何か未消化で、感想も述べられませんでした~。
大変な状況なのに、いつも遊びに来てくださって有難う☆
アドバイスが「なるほど!」と、いつも納得できることばかりなので、本当に、感謝しています☆
いつも理想のご夫婦だな~と、みなあんさんちの会話のユニークさを拝読して感じていた私も、
>「やっぱ、もう少し我慢してみっか。」って気になって来ましたよん
に、何やら穏やかでない空気を感じてしまいました~;
私の考えすぎだったら良いのですが(・・;)
でも、どんなに仲の良いご夫婦でも、我慢していることってありますよね。
いえ、むしろそうだからこそ仲良くできるのかもしれませんね!
長門さん夫妻も、生前、特に奥様のほうは>怒怒哀哀を封印
されていたように思いました。
三谷さんご夫妻は意外でしたが、こちらも他人に言えないことがあるとは思います。
友人の一人も、みなあんさんと同じように「人生は修行よね」って言ってました。
そう思えば、少しは耐えられるかも・・なんて(笑)