笠間市稲田の西念寺、調べてみると歴史的に重要なお寺で
あることに先ず驚かされました。創建は嘉元2年(1304年)、
浄土真宗発祥の地(別格本山)です。
ここ稲田の地に、浄土真宗の宗祖親鸞聖人がご家族とともに
約20年お住まいになり、「教行信証」のご執筆と関東布教を
進められた拠点「稲田の草庵」があったそうです。
参道に並ぶ木々の大きさに、息を呑むほど圧倒されます。
本堂は平成に入ってから再建されたそうですが立派ですね。
一瞬で目を奪われた、境内の「お葉付き銀杏」の巨木は、
県の天然記念物。樹高35m、目通り幹囲約7.5m
梵鐘は震災の影響と思われる、損傷が見られましたが、
少し離れた場所に、建て直される模様。
山門を裏手から望みます。
茅葺きの山門は室町初期頃の建立。
↑太子堂
御頂骨堂(六角堂)には、親鸞の遺骨の一部が納められているそうです。
きっと紅葉時期には、贅沢な景観を楽しめることでしょう。
今回の訪問は、他の方のブログに紹介されているのを
拝見したのが切っ掛け。歴史を肌で感じられ、心洗われる場所でした。
笠間に暮らし始めて約10年。知らないことがホント多すぎますね。
いま一度足元から見直さなければ。
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所在地
茨城県笠間市稲田469
(参拝自由)