「精神論か?」

2012-06-11 02:41:04 | 「パラダイムシフト」



              「精神論か?」


 野田首相「精神論だけでやれぬ」=福井県同意に期待―大飯再稼働
 時事通信 6月10日(日)19時54分配信

 野田佳彦首相は10日の講演で、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おお
い町)を再稼働する意向を表明したことについて「精神論だけでやってい
けるのかというと、やはり国民生活、経済への影響を考えて、万が一ブラ
ックアウト(停電)が起これば、大変な悪影響が出る」と述べ、夏場の電
力が不足した場合の国民生活などへの影響を重視したことを強調した。
 首相は「1年前の(東京電力福島第1原発)事故の生々しい記憶が残って
いる中で、国民は複雑な思いを持っていると思うが、(再稼働の)判断が
迫られている時期だった。(世論が)二分している問題について、しっか
りと責任を持って結論を出すというのが政治の役割だ。私の責任の下で判
断をさせていただいた」と強調。その上で「福井県で所要の手続きが進め
られることを強く期待したい」と述べ、同県の同意に期待を示した。



 上の記事を読んで腹が立った。果たして、再稼働による原発事故を怖

れるのは精神の問題なのか?脱原発を叫ぶものは精神がおかしいのか?

そして、万が一原発事故が再び起こることよりも、停電の方が大変なこ

となのか?原発再稼働に反対する人々は起きもしないことを怯えている

のか?卑しくも一国のリーダーたる者が意に添わない人々の意見をただ

精神論で片付けてしまっていいのか?言うに事欠いて何故こんな卑怯で

安っぽい批判しかできないのか。そもそも、原子力エネルギーに賛成す

るにせよ反対するにせよ、一体どこに精神論の入り込む余地があるとい

うのだ。放射線被ばくを怖れることは勝れて物理的な恐怖からではない

か。それでは、福島原発事故を目の当たりにして原発反対を訴える者と、

これまで「絶対安全」をお題目のように唱えて事故を防げなかった原子

力村の者と、いったいどっちが精神論を振りかざしていたのだろうか。

それではお聞きしますが、万が一に事故が起こって放射性物質が飛散し

た時に、その責任をあなたはどう取るつもりなのかを言って頂きたい。

どうやって元通りに戻すつもりなのか教えてもらいたい。責任なんて取

れるわけがないじゃないか。出来もしないことを言うな!民主党は全て

が楽観主義からのハッタリではないか。

 私は、最悪の場合電気のない生活を強いられても、それでも放射線に

汚染された国で暮らしたくはないので、「物質論」的に原発の再稼働に

断固反対します。


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