4月22日あうるすぽっとで、アントン・チェーホフ作「賭け」をみた(脚本・演出:山崎清介)。
彼は働かずとも食事も酒も与えられ、望めば本を読むこともピアノを弾くことも許された。しかし、人と話すこと、部屋
から出ることは一切許されなかった。15年たてば、一生遊んで暮らせるだけの大金が彼のもの、のはずだった・・。
死刑と終身禁固刑のどちらがより人間的な刑罰かを巡り、自由と金を賭けることになった「賭け」。その物語の中に
チェーホフの短編小説5つが編み込まれ、万華鏡のように展開してゆく。そこに映し出されるのは、「無くて七癖、あって
四十八癖」な人物ばかり。馬鹿馬鹿しくも哲学があり、おかしくも悲しい。人間っぽさが沢山詰まった小説の魅力が満載。
オムニバスの新しい形を作り出した本作品は2010年度紀伊国屋演劇賞団体賞受賞・・とのこと。
確かにめまぐるしくも面白い。俗物の警察署長、変わった夫婦、小心者の森番・・・。ここには紛れもなくロシアの風土が
あり、と同時にその中に普遍的なものがあるのが魅力だ。人間、この不可思議なるもの!
6人の役者がとっかえひっかえいろんな役をやる。犬の役も!みなうまい。
彼は働かずとも食事も酒も与えられ、望めば本を読むこともピアノを弾くことも許された。しかし、人と話すこと、部屋
から出ることは一切許されなかった。15年たてば、一生遊んで暮らせるだけの大金が彼のもの、のはずだった・・。
死刑と終身禁固刑のどちらがより人間的な刑罰かを巡り、自由と金を賭けることになった「賭け」。その物語の中に
チェーホフの短編小説5つが編み込まれ、万華鏡のように展開してゆく。そこに映し出されるのは、「無くて七癖、あって
四十八癖」な人物ばかり。馬鹿馬鹿しくも哲学があり、おかしくも悲しい。人間っぽさが沢山詰まった小説の魅力が満載。
オムニバスの新しい形を作り出した本作品は2010年度紀伊国屋演劇賞団体賞受賞・・とのこと。
確かにめまぐるしくも面白い。俗物の警察署長、変わった夫婦、小心者の森番・・・。ここには紛れもなくロシアの風土が
あり、と同時にその中に普遍的なものがあるのが魅力だ。人間、この不可思議なるもの!
6人の役者がとっかえひっかえいろんな役をやる。犬の役も!みなうまい。