青少年なやみ相談室

相談室だより

相談室だより 3月 行きつ戻りつしながらも

2016年03月07日 17時47分44秒 | 相談室だより vol81~90

 先日、厚手のコートにマフラー姿で盛岡市内を歩いていると梅が咲いているのを見つけました。

 「まだ2月なのに暖冬で間違えた?」などと思いながら、小さな春の訪れにちょっと得をした気分になりました。

 何となく気になったので調べてみたら、盛岡地方気象台では、2月22日に、盛岡市で梅の花が開花したことを発表したそうです。これは、平年より49日早く、1953年の観測開始以来、最も早い開花なのだそうです。

 このところ梅が咲くほど暖かくなってきたかと思えば、また冬の寒さに戻るという日が続いています。このように「行きつ戻りつ」しながらも、少しずつ春が近づいてきているのですね。

 

 「行きつ戻りつ」するのは、季節ばかりではなく、私たちの普段の生活や行動の中にも見られます。何か新しいことを始めるときや、これまでやってきたことをもう一度見直すときなど、前に進んでは、「いや、ちょっと待てよ」と立ち止まって考えたり、もう一度出発点に戻ってみたりと。

 

 このように「行きつ戻りつ」して試行錯誤を繰り返しながらも、季節が少しずつ移り行くのと同じように、私たちもまた、目標やゴールに向かって「少しずつでも変化を求めていく」ことが大切なのではないでしょうか。

 

 3月。学校や職場で締めくくりの月、という人も多いと思います。

 それぞれの置かれた場の中で「行きつ戻りつ」しながらも、新しい年度に向けて少しずつ前に進んでいきたいものですね。


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相談室だより2月 「ベストを尽くして・・・・・・!」

2016年02月01日 13時06分19秒 | 相談室だより vol81~90

 2月です。「良いお年を!」とか「あけましておめでとうございます!」と言っていたのに、もう2月になってしまったのですね。

 みなさんがたてた今年の目標の進捗状況は如何ですか?「ええ~っ!目標?そう言えば……」などと言っている人はいませんよね。

 

 受験生は今、一番キツイ時期に突入していることでしょう。

 そんな時に、一番心にしみる言葉は何だろうと思ったら……ありました、ありました!!

あの、「松岡修造さん」の言葉です。昨年の流行語大賞の中にも入っていた、「まいにち、修造!」の10日の日のカレンダーの言葉。

 

     失敗しても 全然OK! 

  人生に失敗はつきものだけれど、

  ベストを尽くした結果、

  起きてしまった失敗なら、

  僕は「全然OK!」と声をかける。

  チャレンジがなければ、

  人生は前に進まないし、

  ベストを尽くさなければ、

  自分の限界もわからないままだ。

  失敗したら、しっかり反省して、

  その経験を次に生かせばいい。

  失敗するほど、

  人は成長していけるのだから。

 

 なんか……修造さんにこのように呼びかけられると、受験の前から、「落ちたらどうしよう……」などとうなされなくてもいいような気になってきませんか?

 「1月、居ぬ。2月、逃げる。3月、去る。」と言われています。受験生に限らず、1日、又、1日とベストを尽くし、この大事な2月を逃げられないようにしていきましょう!


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相談室だより 1月 年の初めに

2016年01月12日 10時23分48秒 | 相談室だより vol81~90

   「あけましておめでとうございます」

 

   最近の「お正月」は、生活様式の変化や、私たちをとりまく社会の変化、

  そして、異常気象などの影響による季節感の変化もあって、

  昔からの味わいが年々薄れつつあるように感じられます。

 

   ところで、「お正月」といえば

 

   「年賀状」

   皆さんは、友人や知人に年賀状を出されましたか?

   そして、友人や知人から年賀状を頂きましたか? 

   最近では、電子メールや交流サイトなどで年始のやり取りをしている人も多いと聞きます。

   年賀状でのやり取りは、瞬時に相手に伝わる便利さ、という点では到底かなわないのですが、

  時間を経て受け取るであろう相手の気持ちを思い浮かべながら、新年を迎える思いをしたためる中で、

  なんとなくゆったりとした時間の流れに身を置く、という楽しみがあるのではと思います。

 

   「日記」

   一念発起して、「よし、今年こそ」と挑戦する人も多いかと思います。

   私もそうでした。そうして書き始めて何度挫折したことか・・・、

   その挫折経験から、とても楽な方法を見つけました。

   今も続いているのでご紹介しますね。

   使うのはごく普通のノート。書き方は自由。毎日と決めずにまとめ書きでもOK。

   思いついた時に、雑記帳感覚で、日々の出来事や感じたことなど自由に書き留めています。

   日によっては、単語のメモだけの時もあり、気持ちがおさまらない時などは

  半ページ使ったりとするのですが、これが意外に続けられます。、

   良いことは、後日、ページを開いた時に、短文や言葉の中から、何年か前のその時の情景や

  心境が鮮明に思い起こされてくるのです。

   文房具店には、カラフルなノートや、もしかしたら、そういう用途に適したノートも並んでいるかも知れませんね。

 

   新しい年が始まりました。

   少し億劫と感じるかもしれませんが、こういう時代だからこそ意識して

  紙やペンを取って、手書きに親しむことを実践してみませんか?

 

 

 


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相談室だより 12月 苦境の中を前進する

2015年12月01日 10時22分47秒 | 相談室だより vol81~90

 今年も残すところ、あと1か月となりました。皆さんにとって、今年はどんな年だったでしょうか。

 

 この青少年なやみ相談室では、今年も小学生から大人まで、多くの方からの相談をお受けしました。

学校生活や仕事上の悩み、家族関係についてなど、様々な内容のものがありました。

 

 その中で、ある相談者の方から、「たとえ怒られても、前へ前へと進んで行きたい」という言葉をお聞きしました。

 

 困っている時、悩んでいる時には、「何も手につかない」とか、「もうどうでもいい」といった気持ちになりがちです。

そのような状況の中で、前進していこうという気持ちをもつのは本当に大変なことだと思います。

 

 苦しい状況の中にあっても、「前進したい」「前進しよう」という想いをもったということは、問題と向き合いその解決に向けて

第一歩を踏み出すことができた、ということではないでしょうか。

 

 この相談室は、あなたが「前進したい」という気持ちを持てるよう、応援します!

 勇気を出して、初めの一歩を踏み出してみませんか?


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相談室だより 11月  「男の子が大人になるとき」

2015年11月08日 10時23分35秒 | 相談室だより vol81~90

 先日、「男の子の心と性について」と題する講演を聞く機会がありました。講師は、勤務の傍らテレビ・ラジオへの出演や全国各地での講演で、思春期の性や、エイズ等性感染症予防に関する知識の普及・啓発を精力的に行っている泌尿器科医の岩室紳也先生でした。

 この相談室でも青少年の皆さんから、体のことや性のことで悩み相談を受けることがよくあります。そんな時、私たち相談員が頼りにするのはさまざまな解説書ですが、なかでも岩室先生の著書「思春期の性 ~いま、何を、どう伝えるか~ 」がとても参考になっていましたので、とにかくナマのお話しを聞こうと行ってきました。

 

 講演を聞いて、男子の思春期の性は、女子の思春期と同様に悩みが深いことを改めて感じました。それで帰りがけに、岩室先生の「男の子が 大人になるとき」という題名の本を求めてきました。絵本風になっていて読み易くとても分かり易い本です。

……目次はこうです……

◎大人に近づくからだ     ◎精 通       ◎男の子のこころとからだのふしぎ

 ○大人に近づくからだ     ○性器のしくみ    ○マスターベーション

 ○変化が起こるのはなぜ?   ○射精        ○包茎

 ○どんな変化が起こるの?   ○尿と精液      ○比べてなやもう

 ○こころの変化        ○夢精        ○ほかの人への気持ち

 ○女性とのちがい       ○愛の反対は無関心  ○なやんだ場合は

 ○女の子の「月経」って?              

 

 思春期まっただ中の中高生の皆さん!

 体のことや性のことは、「だいじょうぶ、ぼくだけじゃない」と思い、まわりの誰かに話してみて下さい。

 もちろん、私たちの相談室でもOK!ですよ。

 

 

 

 

 

 

 


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