遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

冬木立

2020-01-16 16:45:37 | 日記
令和2年1月16日(木)

冬木立 : 冬 木


俳句歳時記栞草に「夏木立は茂りたるをいひ
冬木立は葉の脱落したるさまをいふべし」
とある。
冬枯れの木、冬の木。立ち並び葉の落ちた
寒々とした冬木の群れをいう。
「寒林」の様な広がりのある冬木の群れでも
なく、一本か数本のものでもない。
道沿いに立ち並んでいたり、ひと塊をなした
枝の間に空が透けて見える様な木立の群れ
をいう。


名大病院へ友人を見舞った後、久しぶりに
鶴舞公園を散策した。
公園に入ると直ぐ左手に「公会堂」が在る。

木立は、すっかり葉をそぎ落として辺りが
よく見渡せる。
平日昼の公園は、殆ど訪れる人もなく、
閑散として、もの悲しい、、、、。


花壇にも花は無く、踊り子の像も寂し気に
踊っている様だ、、、、。
薔薇園の中に、一か所だけ、赤いバラの花、
「スーパースター」とある。

この花だけが誇らしげに、これ見よがしに
咲いていた。

噴水塔から奏楽堂の方へ、、、、

噴水塔


奏楽堂

人影もなく冬枯れの園内はひっそり寂しい。
2月の立春を過ぎる頃には亦、「吟行」で
訪れてみたい、、。



今日の1句

ことごとく削ぎ落とされし冬木立    ヤギ爺