令和2年1月23日(木)
冬ざれ : 冬ざるる
冬になって何もかもが荒れ果てて寂しい様を 「冬ざれ」という。
草木だけでなく、山も川も空も全てが凋落の 様を見せる。
それらの風物の荒れ進む様を「冬ざるる」という。
「冬され」は古語の「冬されば」の誤用が定着 したものであり、
「冬され」は冬になるという 意味で「冬ざれ」は、この「冬され」
に日光や 風雨に曝されて白くなっていく「曝る」の意味が 被さって、
草木の枯れ果てた冬の荒涼としたもの の寂しさを描く言葉となった。
「さる」はやって来る、「夕さる」「春さる」 等と使われる。
従って「冬されば」は「冬がやって来たので」 の意味が在るが、
「冬され」の部分が「冬ざれ」 として独立して名詞化し「曝る」
(日光や風雨 に当たって色があせる)と、混同されて現在の 様に
使われるようになった。
「冬ざるる」という形も慣用化してしまった。
久方ぶりの雨、まだまだ雪は降らない。
肌寒い中、今年初めての町内廃品回収童
雨合羽、防寒具に身を固め、手伝いも少ない
昨年迄、第3土曜日から、第3水曜日に変更のため
品物も人でも少ない、、、、
回収業者にも、「働き方改革」土、日を休めとの
御上お達し、とのこと、、、、、
今日の1句
皴の手を眺め摩りて冬ざるる ヤギ爺