遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

蠟 梅

2020-01-19 15:31:07 | 日記
令和2年1月19日(日)

蠟 梅 : 唐 梅


江戸時代の初期に中国から渡来した、
ロウバイ科の落葉低木で高さ2~4m。

葉は卵形で対生し、葉の出る前に香りの高い
小さな黄色の花が数個ずつ集まって咲く。
後に、卵形の焦げ茶色の果実を結ぶ。

蠟梅の実
種子にはアルカロイドであるカルカチンを含
み有毒である。

蠟梅は、臘月(陰暦の12月のこと)に咲く
梅という意味で蝋梅という説もあるが、梅と
は別種である。花弁が黄色で蝋を引いた様な
光沢が在る事から、蝋梅と言われる。
亦、中国原産という事から「唐梅」ともいう。


雪の降ってきそうな寒い日に、その芳香が漂っ
てくると嬉しい、、、、。
その香りは清涼感の在る甘い香りがする。
1~3月、葉より先に直径2cm程の黄色の
花が開き、香りを辺りに放つ、、、、、

内側の部分が暗紫色を帯びた花が蝋梅である。


亦、内側も花の全てが黄色の花をソシン蠟梅
という。

蠟梅油は薬用として、花や蕾から抽出する。
乾燥した花は蠟梅花(ロウバイカ)と称して
鎮痛、鎮咳、解熱に用いられる。

蠟梅の香りは、シネオール、リナロール、ポリ
ネオール等が香りの成分とされ、ユーカリ系の
植物のハッカの様な清涼感があり、鎮痛、精神
安定の効果があるとされ、香水に利用される。


今日の1句

蠟梅にやっと出会ひし日向かな     ヤギ爺