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遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

寒 卵

2020-01-21 16:24:13 | 日記
令和2年1月21日(火)

寒 卵 : 寒玉子

寒中に鶏が産んだ卵のこと。
特に寒中の卵は栄養豊富で、生で食べるのが
良いと言われる。
昔は卵が珍重された。病身の滋養に良いとされ
高価な食材で在った。
産みたての卵を手にした時の暖かさが嬉しい。
炊き立てのご飯に落として食する味わいは格別
である。


亦、「大寒卵」は特に健康に良く、金運がUP
するとも言われる様であるが、、、、
大寒の頃は、日本が一番寒い時節である。
昔はこの時期に、鶏は卵を余り産まなかった
様である。そのために時々産む卵は栄養がタッ
プリ詰まって居り、健康に良いとされた。
今では、鶏が育つ環境がとても良くなり、冬場
でも普通に卵を産む。

山梨、富士きらら 大寒卵


青森、田子参の寒卵 緑の一番星

二十四節句の「大寒」の時節を細分すると、
1月30日から2月4日の立春に向けてを、
「鶏始乳の頃」(卵を産み始める頃)とされる。
金運については、「風水」によると黄色はお金
を呼び寄せる色で、「大寒の頃の卵は黄身が特
に濃い」との事から、金運が良いと言われる。


云い伝え、由来等に説は様々であるが、
確かに、今の時期の卵は特に旨いと思う、、、
オフクロが健在の頃、里へ帰ると朝食には必ず
味噌汁と生卵が添えられて居り、炊き立ての
ご飯に卵を落とし、素朴な味の味噌汁が、、、
何はなくとも、最高のもてなしで在った。


今日の1句

炊立ての飯大粒の寒卵     ヤギ爺