遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

東京オリンピック

2021-08-03 16:39:07 | 日記

令和3年8月3日(火)

東京オリンピック

 

オリンピックは夜までやっているのに、営業の制限するのは

おかしい」と、或る居酒屋の店長はグチをこぼす。

何故、飲食店だけ、、、

 

「6月20日迄の緊急事態宣言下の要請に応じたが、その後の

まん延防止等重点措置や、特別対策期間中には応じず深夜営業、

今回の午前5時~午後8時に応じず、種類提供の終日停止にも

応じない」、、、、、そんな店は多いようである。

「私らには生活がかかっている」との事で、酒の提供について

ノン・アルコールの缶を並べ、常連客へ実際にはアルコールを

提供しているとのこと。

東京オリンピックは、7月23日の開会式に始まり、8月8日

の閉会式まで残り6日となった。

難民選手団や紛争の続く国等から168カ国が参加、33競技

339種目、17日間の日程で開会されている。

コロナ感染が拡大し深刻な状態の中で、昨日(8月2日)までに

五輪関係者の感染者は276名となっている。

国は8月1日から31日迄の間、東京と沖縄は緊急事態宣言の延

長を、埼玉、千葉、神奈川、大阪に8月31日迄の間、緊急事態

宣言を要請した。

そんな中での東京オリンピックの開催については賛否両論がある。

BBCニュース

 

中には、冒頭の「居酒屋イジメて何でオリンピック」と非難集中。

最近特に目にするのは、選手への誹謗中傷である。

SNSで「勝手に入って来る」と選手は、、

 

卓球選手も、

体操選手も誹謗中傷を、、、

 

SNS(会員制交流サイト)で、オリンピック開催を望まぬ人や、

営業制限、外出規制等を受け「オリンピックだけ優遇する」と

ヤッカミ、ネット上で選手や大会関係者(ボランテア、医療従事

者等)へ誹謗中傷を繰り返している人が後を絶たない、、、

以前、日本人のマナーの良さが国の内外で称賛されていた。

スポーツ観戦のマナー、後のスタジアムでの清掃等大きく取り上

げられ大いに鼻を高くしたものだ。

確かにコロナ過での開催には問題が在るであろう、、、

オリンピックは4年に一度、内外の選手達はこのために一生懸命

精進されて来た。大会関係者、ボランテア、医療従事者の皆さん

もそれぞれの仕事を持ちながら貢献されている、コロナと熱中症の

過酷な環境の中、対策を考慮しながら奮闘されている、、、、。

オリンピックは4年に一度、東京では前回(1964年)から57

年、やっと開催にこぎつけた。今後、何時開催されるだろうか?

地域紛争の最中、あるいは国を追われた難民の人達も、多くの寄付

を募り参加されている。そういった環境の中、オリンピック中継を

楽しみにしている。勇気と感動を得たいとする人々も多いと聞く。

過酷な条件下から参加した、選手の中に「国へ帰りたくない、亡命

したい」と望む方が何人か、お見えになる。様々な人権問題も抱え

平和の祭典、ささやかな望を託すオリンピック、消えて欲しくない。

今回の誹謗中傷、ヤッカミ等(判らぬでもないが)日本人の優しさ

は一体、何処へ行ってしまったのだろう、、、、、

 

今日の1句(俳人の名句)

短夜や灯を消しに来る宿のもの   高濱 虚子