令和3年8月17日(火)
大文字 : 五山送り火
盆の精霊送りの行事の中で、一際人目を引くのが大文字といわれる
送り火である。
8月16日に京都の東山、如意ケ嶽町で行われるのが代表的なもの
であるが、近年では箱根の強羅をはじめ、観光地などでも行われる
ようになった。
2019年の大文字
山の中腹に「大」の文字形に薪を積んで火床とし、一斉に点火する。
夜空にあかあかと燃え上がるので、盆の送り火としては最も規模が
大きく、遠くからでもよく見え印象に残る。
例年なら75の火床に点火するが、今年はたった3ヵ所の火床、
「僅かな火床でも、疫病退散を皆さんのために願い点火のために、
お精霊さんを西方浄土へお送りしたい」と、保存会の方、、、、
8月16日、お盆に迎えた先祖の霊を送り出す京都の伝統行事、
「五山の送り火」が京都市街を囲む山々で行われた。
昨年に続き「新型コロナウイルス感染対策」のため、六カ所に
在る文字・形の一つ当りの点火を大幅に縮小した。
文字や絵の形をハッキリ判らないようにし、見物客を減らすの
が狙いとか、、、、、。
「五山の送り火は、皆さんご家庭でご覧ください」との事。
送り火は願い事を書いた「護摩木」を前もって奉納し、これに
松の薪を加えて燃やして、例年なら「大文字」「妙法」「船形」
「左大文字」「鳥居形」の文字・絵を闇夜に浮かび上がらせる
伝統行事であるが、今年(昨年も)は火床を減らし文字は無し、
闇夜の遠目には、五つの火がぼんやり浮かぶ火が、、、、、、
「来年こそは炎の文字が浮かびます様に」との願いを込めて、
送り火が点火された、、、、、
今日の1句
意に染まぬ大文字なき五山の火 ヤギ爺